見出し画像

イギリスのらりくらり プール始めました

水不足

こちらでは川や運河などの水辺はとても身近なのですが、入水する勇気はなく、かねてから「水(との戯れ)不足」になっていました。

ちなみに。現地イギリスの人に聞いてみると、「テムズ川で泳ぐなんて考えられない!」という意見が多く、実際泳いでいる人を見かけることは稀です(犬はよく泳いでる)。
それでも、冬にテムズ川泳いでいる人がいたり、泳ぐ用の池がある公園があったり、日本より屋外で泳ぐ習慣があるような印象です。

いざ、プールへ

夏が始まるちょっと前、ふと思い立ってプールに通い始めました。
その頃新居に引っ越したばかりで、周辺を散策していると、バスで数分のところに市民プール(Leisure Centre)を発見。
これは行ってみよう、と思い立ったのでした。

水着を着こんで、運動不足の夫を引き連れ、いざプールへ。
日本とルールが違ったりするのだろうか?
まずは受付でチケットを購入します。チケットは大人一回£5.85。日本円に換算すると約1,000円。
日本の公共のプールと比べると高いですが、物価高の続くイギリスで金銭感覚がマヒしているので、お得!と思ってしまいました。。

更衣室

ゲートを開けて向かった更衣室はなんと男女共有。
「Pool Changing」みたいな部屋にひとくくりにされていました。
一瞬、おぉ?と思いましたが、ロッカーが並ぶ壁の反対側は、一面試着室のような小部屋が並んでいて、人前ですっぽんぽんになる必要はありません。
週末だったこともあり子供連れも多く、親に連れられた子供たちが皆一緒に着替えを済ませているのをみていたら、とても合理的だなと思いました。
私たち夫婦も、シャワーの時石鹸を共有し合えたり、着替えまだかな?とそわそわして待つ必要もなく、便利さを実感しました。

歩けないプール

泳ぐのはずいぶん久しぶりなので、まずは水中ウォーキングからスタートしようと目論んでいました。
ところが、いざ入水してみると、何だか深いぞ??
一方の端は、かろうじて足が着き顔も出ますが、少し歩くと顔に水が迫ってきます。
実はプールの底にゆるい傾斜があり、身長165cmの私が歩ける場所はほんの一部しかなかったのです。
意外と深いプールにビビりつつ、ちょっとずつ探検してみると…
1.5m位から徐々に深くなっている水深は、最後の5mほどにくると一気にガクッとえぐれ…最も深い部分はなんと3m!
歩くプランは諦めました。
そんなプールで、子供たちは元気にドボッと飛び込んだり、おもちゃ?のようなものを投げては拾ったり、大いにはしゃいでいました。
みんな余裕で立ち泳ぎ&潜水してるってことなのか?すごいなぁ。

子供たちがはしゃいでいるのは端のレーン3、4本分の自由スペースで、それ以外の4レーンほどは、泳ぐ専用レーンになっていて、せっせと泳いでいる人々の姿が。このあたりのシステムは日本とそう変わらないかなと思います。

癒しブース発見

ひとしきり泳いだ後、プールサイドも探検することにしました。
柱に隠れて良く見えなかった一画に、癒しのブースがありました。
サウナ・スチームサウナ・ジャグジー・休憩いす・寝そべる用のいす(タイル張りだけど暖かい!)が揃っているではありませんか!
これを全部満喫するとしたら、やっぱり£6は安いかも。
早速、相方はサウナ、私はジャグジー&休憩いすを満喫したのでした。

こどもプール

私たちが泳いだのは25mのメインプールで、そのすぐ横には子供専用と思われる水深1.2mの小さなプールもありました。
一瞬、ここなら歩けると思ったのですが、大人のみで入っている人を見かけなかったので、何となくやめておきました。。
別の日に、このプールでアクアビクスクラスが開催されていたので、多分大人が使ってもよいのだと思います。
こどもプールは実はもう一つ別に大きなものがあり、プールの外のカフェから覗ける窓もあり、恐らく子供のスイミング教室用なのかなと思います。

親子でプールに入っている人もたくさんいれば、プールサイドから普段着で子供を見守っている保護者も多く見かけました。
更衣室の出入り口に「シューズカバー」(ビニール製のシャワーキャップの様なもの)と書かれたものが設置されていて、これを装着すれば外履きのままプールサイドに入れるようです。

おわりに

こんな感じで、少し驚く部分もありましたが快適に通えるプールでした。
久しぶりに水に浮いた感覚が気持ちよくて、それから、だんだん泳ぎに慣れていくのが楽しくて、今も週1~2回ペースで通っています。

イギリス人の泳力のほどが気になり(みんなすごい泳げそう)、知り合いに聞いてみたら、「私はスイマーじゃない。」と断言していました。
学校でもプールの授業があるところとない所があるようです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?