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イギリスのらりくらり ホウキ

ここのところ続けている朝の日課は、台所の床をホウキで掃くこと。
※上の写真は、イギリスの家に備え付けられていたホウキチリトリセット。これはこれで細かい部分の掃除に重宝します。


台所は吹き溜まり

間取りのせいか、我が家の台所はホコリが溜まりやすいようです。
こまめに掃除をしていても、すぐに新たなホコリが集まってきます。
パンを切る時にパンくずをまき散らしている自覚はあるけれど…
日本にいる時は掃除と言えば掃除機を多用していましたが、イギリスではちょっと事情が異なります。

掃除機

備え付けの掃除機(しかもほぼ新品)なので、文句を言ったらいけないのですが、、我が家の掃除機はちょっと使いにくい!
・コード有
・スイッチが本体に付いている(手元ではない)
・カーペット/板張り切り替えスイッチが硬い(床材に応じて切替る必要がある)
・取り回しがしにくい などなど(ごめんなさい!)。

イギリスと言えばダイソン。
なのかと思いきや、おトイレのハンドドライヤー以外でダイソン製品を見かけることはあまりありません。富裕層の方々はダイソンの掃除機を使ってるのかも。
現地の人もそんなに頻繁に掃除機をかけない模様です。
「フーバー(掃除機のこと)はめったにかけないよ。ちょっと苦手。」と言っている人を、少ない知り合いの中で3人位知っています。
問題の(?)掃除機はこんな感じです。

カーペットの掃除には必須ではある

ホウキとチリトリ

そこで重宝するのが、日本から持ってきたホウキとチリトリなのです。
台所を掃除したいと思った時に、床が板張りなので掃除機だと硬~い切替スイッチを押さなくちゃいけないし、コンセントの位置もちょっと微妙。何よりおおきな掃除機を運んでくるのが面倒。
それに対して、ホウキは音が立たないので時間帯を気にせず使えるし、とにかく手軽。思い立った次の瞬間には作業に取り掛かれます。
つまり、面倒くささより手軽さが勝るのです!

無垢っぽい木の床を掃いた時の「サッ」という乾いた音や、掃き心地まで気持ちが良くて、気づけば台所の掃き掃除が私の朝のルーティーンになっていました。
ホウキは毎日仕事があるわけではない今の私にとって、日々のリズムを作ってくれる貴重な存在です。
持って来て本当に良かったなぁとしみじみ思います。

MY ホウキ

手ぼうき

もう一つホウキ繋がりで、持って来てよかったものは手ぼうきです。
これは、植木屋さんをしていた時に仕上げの掃除などによく使っていました。
柄がないのでとにかく取り回しがよく、程よい硬さと粗さなので外掃除にぴったり。
庭仕事の時と、玄関前の共有部(屋内だけど靴で歩くところ)を掃除するのに役に立っています。

玄関の共有部は、葉っぱが舞い込んだり靴底の泥が落ちたり、案外汚れることも多いので、「掃除スイッチ」が入った時にきれいにしています。
以前の2階の住人は、掃除機でガラガラと砂利や泥も吸って掃除してくれていました(音が聞こえてきた)。
掃除の仕方はみんなそれぞれですね。

手ぼうき

日本の電化製品はとてもよくできているので、海外にも持っていけたら嬉しいですが、かさばるし、電圧やプラグの違いもあります。
そんな時には、代わりにアナログな道具を検討してみるのもいいかも知れません。


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