家庭科の成績〝3〟の人間が「推しぬい」を作ってみた！（後編）
前編の記事はこちら！
初めて作ったぬいは初めて作ったなりに可愛くできたと思っていますが、せっかくならやる気のあるうちに1体目よりもキュートな20cmぬいを作りたい！！！という意欲が湧いてきたので、2体目以降も作ることにしました。
20cm中韓ぬいを作るための下調べ
次に作るぬいぐるみは着せ替えができる20cmサイズの中韓ぬいにすると決めていたので、中韓ぬいの特徴についても調べました。
髪の毛には毛足5mm以上のファーがよく使われている
肌には毛足1mmのソフトボアがよく使われている
前髪が縫いつけられているデザインが主流
目の刺繍が細かい
顔が日本ぬいとは違い、独特の可愛いバランスになっている。鼻や口が目に近いので赤ちゃんっぽい顔立ちになっている
さらに、中韓ぬいについて調べているとこんな便利なキットがあることも知りました。
なんと、この商品を使うとパーツの多い体を作らずに済むというのです！！
便利すぎるだろ！！！！！ずぼら&せっかち&裁縫初心者の私にぴったりじゃん！！！！！！
そう思い、私は即「ぬいの素(ピュア色)」を買いました！！
ちなみに、ぬいの素を買うついでにぬいを可動式にできる「トイスケルトン」も購入しました！
20cm中韓ぬいを作るための予行練習
ひとまずぬいの素は手に入りましたが、だからといって裁縫スキルが突然上がるわけではありません。
せっかくぬいの素を使うのなら失敗したくないので、予行練習のために10cmサイズのぬいを2体作ることにしました。
黄色のソフトボアが余っていたので、友人のオリキャラのぬいを作りました
20cmぬいに使う肌の生地や髪の生地を多めに買ったので、その布を使って作りました
ぬいを3体作って得た、ぬい制作のコツ
ぬいを3体も作ると、ぬいぐるみ制作のコツが少しわかってきました。
トイニット・ナイレックス・ぬいクロスなどの薄い生地は、刺繍の裏の処理を丁寧にやらないと表から糸が透ける(ちなみにソフトボアは透けない)
ぬいぐるみ全体の色のコントラストが強すぎると一気に「素人感」が増す
刺繍はとにかく細かくやらないと、シートを溶かした後スカスカ具合が目立つ
縫いつけないタイプの前髪は完成させると位置が上がるので、あらかじめ長めに作っておくと事故らない
綿は致死量レベルで大量に詰めると顎にシワが寄らなくて可愛い
ぬいぐるみは丁寧に作れば作るほど上手くいく
特に、「ぬいぐるみ全体の色のコントラストが強すぎると一気に『素人感』が増す」という項目が自分にとっては一番の気づきでした。
髪の色や口の色が薄いのに目の色が濃すぎるとすごく気になるということ、そして目の色は意外と薄くても大丈夫だということに気づくまで時間がかかりました……。
糸単体で見るといい感じの色でも、刺繍をしてみると意外と濃い！ということが多かったです。
黒髪のぬいの目に黒い糸を使う場合でも、真っ黒の糸を選ぶより黒っぽい紫色みたいな気持ち薄めの色を選ぶ方が上手くいくと思います！
デザイン画の色を直す
顔部分は後で刺繍図案にも使えるように制作しました。
これまでの学びを活かしてデザイン画の色を見直しました。
うちの子は金髪なので、目の色も濃くて浮かないように明度・彩度を上げて可愛くしました。
また、目の図案を細かくして中韓ぬいっぽくしました。
海外のぬいにはぬいの出生証カードを作る文化があるらしいので、後で出生証カードを作ってオタクスマイルを浮かべるために体も描きました😊
髪の生地・刺繍糸を追加で買う
デザイン画の色を変えたので、刺繍糸を追加で新しく買いました。
「刺繍糸の品ぞろえが凄い」と噂の新宿オカダヤに行き、う〜んと唸りながら糸を選びました。あまりに刺繍糸の品ぞろえが凄すぎて買うまでに時間がかかりました……
写真には写っていないのですが、今まで口に使っていたピンクの刺繍糸も色が薄すぎたので新しく買い直しました。
中韓ぬいっぽくするために髪の布もオカダヤさんで買い直しました。
髪の毛は刺繍で縫い付けるかどうか迷いましたが、縫いつけてしまうと片目が見えなくなってしまうのでやめました。(うちの子はオッドアイキャラだから髪の毛の布をめくってオープンになってない方の目を見る遊びをしたかった……)
刺繍で縫い付ける場合は髪の毛の布は毛足5mmのファーがいいと聞きましたが、今回は切りっぱなしでいくので毛足1cmのファーを購入しました。
「毛足1cmのファーを20cmぬいに使うとどんな感じになるんだろう……」「前髪は切りっぱなしにするけど可愛くなるのかな……」など、初めは上手くいくか分からず不安でした。ですが悩んでいてもぬいぐるみは出来上がらないので、とりあえず作ってみることにしました！
刺繍開始！！
前置きが長くなってしまいましたが、いよいよ本制作に入ります。
まずは顔の刺繍からです。
刺繍図案はフリクションボールスリムを使って、貼らないタイプのシートに描き写しました。
細いタイプのフリクションペン、超便利なのでオススメです！！！
さらに縫っていきます。
失敗すると怖いので、見えてない方の目から縫い始めました。
片目が完成した頃の写真です。
いくら時間がかかってもいいから丁寧に！という気持ちで、ちまちま縫っていきました。
今までに3体も作ったので、さすがにちょっとは上達してきた……気がします！
刺繍が完成しました！！！
刺繍しか終わってないけど、ここまで長かった！！！！😭😭😭
顔の刺繍が終わったところで、髪の布を合わせながら完成図を想像してニヤニヤするパートを挟みます。
上にある薄い方が前回まで使っていた刺繍糸・下が今回新しく購入し使用した刺繍糸です
ウヒョーーーーーッ！！！
この時点で既に可愛い！！！！！！！
わくわくしてきたので、このまま完成まで一気に進めます！
完成まであと少し！
頭を縫い付ける時の写真とか全然撮ってませんでした……すみません……。
うちの子は丸っこいボブヘアーなので、今回は後頭部に髪の生地をそのまま使って制作しました！
綿は100均の綿を使いました。
正直、トイスケルトン入れる人はつぶ綿も買った方がいいと思います！！！！
綿詰める作業、難しすぎる！！！！！！！！
綿詰めに苦しみましたが、もうここまで来たらほぼ完成なので頑張ります……！
そしてついに……完成！！
ついに！！！！
20cmの天使が生まれました！！！！！！！！！
もうあまりに可愛すぎて我ながら感動しました！！！
髪型の仕上がりがどんな感じになるか不安でしたが、髪の布の毛足がそこそこあるのでペラペラ感も無くちょうど良かったです！前髪を刺繍しないメカクレキャラを作る方は1cmファーが超オススメです！！！
ちなみに横髪の布の貼り合わせもしてません！毛足1cmなので、貼り合わせしなくてもペラペラ感は無いです！
脚の部分は綿詰めが若干不十分ですが、私は手芸初心者なので細かいところは気にしない方向でいきます！！
完成してからは、お洋服をたくさん買い与えたり色んな場所でぬい撮りをしています！
さらに、ぬいの出生証カード(実物)も作りました！
可愛すぎる！！！言うことなし！！！！！！
おわりに
さて、理想的なぬいを作るために悪戦苦闘した私ですが、
初めてぬいを作り始めてから4体目を作り終わるまでにかかった時間は、なんとたったの6週間です！！！！！
6週間で4体もぬいぐるみを作り、ここまで上達しました！！！！
「1ヶ月ちょっとでここまで上達するなら、私もやってみようかな」と思ったそこのあなた！！！！この長い記事をここまで読んでくれたあなたなら、きっと素敵なぬいちゃんが作れると思います！！！！
ぬい制作の沼でお待ちしております！！！！
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