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2021年を振り返る、私は一喜一憂しなくなった

すごくしんどかった一年でした。

そう書いてしまうと身も蓋もないのですが、しんどかったと感じている人は本当に多いだろうし、その理由はコロナ禍に端を発していることが多いと想像します。私自身の場合は直接的にというより、変わらざるを得なかった生活によって露呈した自分の弱さと向き合う日々だった。

10月後半になって物理的にも精神的にも出歩きやすくなり、人と会う機会がぐんと増えてから、物事は動き出し自分の考え方もかなり前向きになりました。これって人に会えるようになって急にそうなったわけではなく、何かこの一年ずーっと考え続けたことの産物なのかなと思ったりしています。

すごくしんどい状態は永遠に続くわけではないと分かったこと。今も超えたかは分からないけど、日々をどうやって超えていくか分解して、手を付けられるところからひとつずつ解決していくこと。じっとしているうちに、むしろ目を背けて忘れているうちにやり過ごせることもあること、これは病気で言うところの「日にち薬」と同じだったりするけど、そういうやり方もありだってこと。それを知れたことが、これからを生きていくためのお守りになるし、今年得た大きなもののひとつだと思います。

逆に今年手放せたものは「褒められたい」という気持ち。文章を書いて生きていくのに、褒められることを目的にするのはとても危ういと気付けました。それは師匠である佐藤友美さんの著書を読んだこと、そして何より具体的方法はさておき「書いて生きていく」と腹を決めたことでそう思えたことが大きい。

今年手に入れたことと手放したこと、これを一言で言うと『一喜一憂しない』か、あーそうか。一喜一憂しない、ってもう何年も心に刻んでるのに一向に出来た気がしてなかったのだけど、とうとう出来るようになったのかも。そもそも一喜一憂しないって何よ?ということを、一喜しないと一憂しないに知らず知らずに分けていたんですね。確かにこの「とにかく分けて考える」という技は、本当に近年私を助けてくれている。おすすめです。

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これは手帳にメモってあった言葉(笑)ボケていてすみません。今年の手帳を見返していたら、結構私の助けになるメモがいっぱいあった。メモあなどるべからず。他にも紹介したいものがあったのだけど、ぼちぼち来年にまたいでそれもまとめていきます。

▼今年執筆したインタビュー

『OUT OF SIGHT!!!』創刊号では、京都でインディーズ音楽と伴走するエンジニアの方々9人の10年を一緒に追わせていただきました。

▼今年執筆したコラム・レビュー

ミニレビューとプレイリストを作る連載を始めました。連載できるよう頑張ります……

去年掲げた目標

・連載を1年続ける
・1冊ブックライティングする
・自分で編集したZINEを作る

連載はまだ続いてはないし、ブックライティングはまだ始めていない。ZINEは作り始めたばかりで、まったく達成していないけど、目標をガラリと変えることはなく、目標のそばでもがくことは出来た一年でした。来年はやるぞ!(来年の目標はあらためて)

今日中に書くべき原稿をまだ残しているけど、ひとまず2021年の振り返りでした。来年もどうぞよろしくお願いいたします!