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登ってきたよ…「笠山」。

小川町に移住してきて、9ヵ月。
小川町での初GWを過ごしました。と・・・言っても、観光推進員な訳で、実はGWの大半はお仕事してました(笑)
ただ、5月3日はお休みをいただいていたので、ハイキングに笠山を登りたいな・・・と思っていました。
(笠山は昨年の着任早々に、登山口だけは案内され知ってはいたのですが、山頂まで1時間登るんだよと聞いてその時は逃亡:苦笑)
春には登ろうと思っていたところに、職場の仲間から5月3日に笠山神社の春例祭があって猫の御朱印と御札をもらいに登るんだけど…一緒にどう?と、声をかけてもらいました!なんと!グッドなタイミング。
二つ返事で「よろしく~」と快諾し、8名で登ってきました。


標高837m  踏破!攻略!


笠山は標高837mで、大霧山、堂平山とともに「比企三山」と呼ばれ、外秩父山地の代表的な峰の一つ。
昨秋は、官ノ倉山(標高344m)と石尊山(標高340m)、仙元山(標高298.9m)と低山は踏破したので、いつかは「笠山」と思っていたので、ついにこの時が来たわけです!

半年前に来たこの登山口、若干の緊張感を抱きながらも…スタート。
(いやいや、837mの山と言えども山ハイキングの経験0「ゼロ」ですからね…笑)

ここが登山口
この先837m登る訳です

幸いにして、何度も笠山を登っている地元の人がいて、先導しながらうまくペースを作ってくれて、約1時間半程度で、登頂させてもらいました!
万歳!
当日はお天気も良く、しかも笠山神社の春例祭も重なって、結構な人が登れておりました。行き交う人と「こんにちは!」「お疲れさま」と声をかけ合いながら歩くのも励みになり、楽しい。
頂上からの眺望と踏破した達成感。実に心地よいひと時でした。

上社への最後の急斜面
ハイ!登頂
こっちは東秩父側
今回一緒に登った8人の仲間たちと登頂記念撮影!Good Job
行きには気付かなかったけど、下山時に立ち寄った岩 
なんともスゴい岩。自然って凄い。時の経過を感じる。

「猫」が神使 笠山神社


笠山神社は比企郡小川町と秩父郡東秩父村にまたがる笠山山頂に鎮座する神社で、起源は西暦111年とのこと。日本武尊が東夷征討の際に登り、その地形を称賛し、伊弉諾尊(イザナギノミコト)伊弉冊尊(イザナミノミコト)の二柱と天照皇大神の三大神を奉祀されたことに起源している由緒ある神社なのです。
▶ 三峯神社といい、宝登山神社といい、埼玉すげぇ~とこだ

さて、この笠山神社の御眷族(神使)というのは「猫」なのです。
小川町も東秩父村もこの地域はかつて養蚕が盛んだった地域。
蚕を食べに来るネズミ除けの「猫」がいつからか信仰の対象になったそうで、そのためここでは猫の御朱印と御札が配られています。
まさに、こうしたところが地域の風習や文化を伝えるところですよね。
今では、養蚕も絹産業も表立った産業ではなくなってしまいましたが、この地を知る上では沁みてくる部分です。

御朱印の授興所ではかわいらしい猫の看板と本物の猫ちゃんたちが出迎えてくれます。もはや一部の猫好きの方々には「猫神社」としても認知されているようです。
春例祭である5月3日は、下社/授興所で御朱印を書いてもらって、登頂し上社で「上社登拝」の印を頂くという特別な日でした。

ここで御朱印を頂きました。
実際ここには猫ちゃんたちがお出迎えしてくれます。

踏破したかった「笠山」で、しかも「春例祭」で下社・上社をお詣り。
ご利益ご利益。良い休日・GWを過ごせた1日でした。
下山後は、職場でもある駅前の観光案内所に立ち寄って、地元のブルワリー「麦雑穀工房」さんのクラフトビールで乾杯!
心地よい疲労感とほろ酔い気分で締めくくりでした。

頂いてきた笠山神社の御朱印と自分へのご褒美、麦雑穀工房さんのクラフトビール

いや~1年前には想像もしていなかった日常。
身近にこうした自然と文化を感じられる暮らし・・・感謝です!
地元の人たちにとっては、当たり前の風景なのかも知れませんが、こうした風習や自然を守り続けてくださることに目を向けてもらい、町外から来る方々との交流がさらに深まって行くと良いな〜と感じました。

一緒に登った仲間にも感謝です。ありがとう!


【笠山神社】
 春例祭 5月3日
 秋例祭 11月23日

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