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カメラストラップのクイックリリースシステム

どうもおはなです。
擦って申し訳ないですが、花粉症辛いですね。
目の痒みに耐えかねて、単身赴任先でかかりつけではない眼科に行ったところ、初めて精密な視力検査を受けたのですが、まさかの両目2.0でした。あざす。
花粉症重症患者の一人として、まだ発症していない人々が、今後もそのまま健やかに過ごせることを祈念しております。

さて、皆さんカメラどうやって持ち歩いていますか?
持ち歩き方はカメラバッグにぶち込む、リストストラップで手軽に、裸一貫で持ち歩くなど人それぞれですが、大多数の人はストラップをつけて首から下げたり、襷掛けにして持ち歩いているのではないでしょうか。
私もOne of them、ストラップをつけて持ち歩いています。ストラップはとても便利なのですが、若干気になるところも。
この度、もっと機能的にできないものかとアレコレ試行錯誤してみた結果、なかなか良いシステムを構築(大袈裟)しましたので、ご紹介させてください。
では早速行ってみましょう!\パチパチ/

カメラストラップの弱点

ストラップを選ぶ基準は様々ありますね。見た目、長さ、値段…etc。
いろいろ見比べて、自分のお気に入りを購入するのが良いと思います。
ちなみに私はルミエールカメラというカメラショップが販売している、ロープタイプのストラップを購入しました。いろいろいいモノがあるので悩んだのですが、シンプルなデザインとコスパの高さ、長さを1cm単位でセミオーダー出来るところが決め手になりました。

色は『07 OLIVE』をチョイス

私は身長172cm弱、平均的な成人男性体型ですが、ストラップの長さは110cmで発注。厚めの上着を着用しても、撮影する際にパツパツにならないように、購入前に手持ちのUSBケーブルを体に巻き付けて測ってから注文したので、かなり丁度いいです。

腰骨より少し上にくる位が丁度良さそう

話が逸れちゃいましたが、どんなストラップを買うにしても、唯一弱点と感じる部分があります。
それは、着脱にひと手間かかること。
ストラップをつけたまま撮影していると、ローアングルで撮りたい時や、三脚に付け替えたい時など、どうしてもストラップを外したくなるシーンが出てきます。そんな時に、ストラップを毎回根本から取り外すのは面倒ですよね。

一般的な解決策

1番手っ取り早いのは、そんな着脱の手間を省くために作られている専用の商品を購入すること!
よく見る使い勝手が良さそうなものと併せて、私がその商品を選択しなかった理由も簡単に挙げておきます。

①PeakDesign アンカーリンクス

オシャレで便利なカメラグッズを取り扱うPeakDesignの商品。
これが1番流通していますし、もはやこの問題に対する正解と言っても良いのかもしれません。
三角リングなどに専用のアンカーを付けて、その先にハウジングかませてストラップを付けるという作り。
ストラップを外したい時は、アンカーを押し込みながらハウジングからスライドさせるというワンアクションで完結します。
同社からは、このアンカーリンクスが搭載されているストラップ各種のほか、好みのストラップに付けられるアンカーリンクスのみも販売されています。

選ばなかった理由
・偽造品対策でアンカーリンクスの販売が正規販売代理店(銀座のみ)だけに限定されたため、地方で手に入れるのが難しい
・ストラップを外した時にアンカーがピロピロするのがどうしても気になる

※アンカーリンクスをネットで調べると、似たような商品がたくさん出てきますのでご注意を。安い類似品は品質面で疑問があるため、個人的にはおすすめしません。

②Ulanzi Falcam Maglink

中国のメーカーUlanziとFalcamの共同販売。並列で記載されていますが、UlanziとFalcamは別会社らしいです。
これも①同様の作りですが、Maglinkの名前の通り、アンカーとハウジングがマグネットで吸着する仕様になっています。
こちらは①に比べてアンカーがかなり小さめで、ピロピロ具合も比較的気にならなそうな感じでしたが…。

選ばなかった理由
・アンカーが小さすぎて勝手に外れそう(偏見)
・マグネットの磁気がカメラに悪影響では?というレビューあり(真偽不明)

③drip Flextrap&Flextop

ガジェット関連の小物やバッグを取り扱うdripから販売されている商品。
私もよく見ているYouTuberの「高澤けーすけ」さんが商品開発に加わっているとのこと。
ストラップとカメラ本体を繋ぐ金具をフック式にすることで、着脱が容易になっています。

選ばなかった理由
・金具が結構大きめで金色が目立つ(好みの問題)

どの商品も素晴らしいのですが、個人的な趣味趣向と偏見が理由で購入するまでには至りませんでした。

おはなストラップクイックリリースシステム

じゃあどうすんのと悩んだ末、結論としては購入したストラップに以下で紹介する2つの商品を組み合わせて運用することになりました。

・Custom SLR C-LOOP

まず目をつけたのは、三脚穴に取り付けるC-LOOPという回転ストラップマウント。
どうやら一昔前に流行った?商品のようで、今は販売されていなかったため、ヤフオクで中古のものを入手しました。(かなり格安でキレイな状態のものが届いてラッキー)

高級感もあってなかなか良き

C-LOOPマウントにストラップを付け、カメラの三脚ネジ穴に装着することができます。ストラップが不要な時は、三脚ネジを外せば(手回し可能なのも○)ストラップからカメラ本体を取り外す事が出来るほか、カメラの底面にストラップが固定されるためカメラを構えた時にストラップがモニターに干渉しない、360度回転するためカメラのレンズを下向きにして持ち運べるなど、多くのメリットがあります。

PENTAX Q10だと小さすぎて少しはみ出る

初めはこの商品だけを購入して大変満足していたのですが、運用していく中で2点気になるところがありました。

・カメラ底面を下にしてテーブルに置けないこと
・三脚ネジ穴を使っているため三脚への付け替えがしんどいこと

最初の頃は我慢していたのですが、一か月程経過したところで意外とこの2点が馬鹿にならないストレスだと気付いてしまいました。
ストラップを外したい時に三脚ネジをくるくる回して、三脚を使う時には更にアルカスイスのプレートを付けるためにくるくる。せっかく機動力があるα7CⅡを使っているのに、このモタモタはいただけない。

しかしながら、カメラを襷掛けした状態で"回転する"という機能が、使ってみてめちゃくちゃ気に入っていたので、出来ることならここは諦めたくない…。
どうにかデメリットだけを解消できないかと考え、また深いネットの海へ潜った結果、良いモノを発見!

・Ulanzi Falcam F38 クイックリリース

これは本来三脚にベースを、カメラの三脚穴にプレートを取り付けることで、ワンタッチで三脚に設置できるよという商品。
付ける時はベースにプレートをスライドすればカチッとロックされ、外したい時は横にあるボタンを押しながらプレートを引っ張るだけでスルッと取り外すことができます。

このF38の規格がアルカスイス互換よりも汎用性が高く、操作性も抜群とのことで、より流動的に機材を運用する必要があるプロカメラマンの方にも評判が良いとか。
これを流用し、ベースの1/4ネジ穴にC-LOOPを取り付ければ、C-LOOPの利点を活かしたまま上記2点の不満点を解消できるのではないか?と閃いたわけです。

頭の中で何度もシミュレーションを重ね、イケると判断したところで追加購入。
その結果は…!?

買っちゃったけど、イケるのか…!?

まとめ

バージョンアップ大成功!
まさに(おはなの主観による)理想のクイックリリースシステムの完成!

プレートを着けた時
プレートを外した時
三脚穴にプレートを装着

完全にワンタッチでカメラを取り外し可能になった上、外したカメラは底面を下に向けてテーブルに置く事ができ、さらにはF38のプレートがアルカスイス互換のため、三脚への取り付けも容易になりました。F38のベースはアルカスイス互換になっているので、いずれはこのVesta TB 204CBの雲台にも取り付けたいと思っています。

汎用性が高いのはありがたい

元々のC-LOOPの"回転する"という特性を犠牲にすることなく、完璧なアップデートに成功して大満足。
これで、おはなストラップクイックリリースシステムの完成です。

安定させたい時は逆さ吊り
クルッと回してそのまま撮影

ただし、安全性については、現時点では保証できません。クイックリリースの構造上、そのまま下向きに落下することはないでしょうが、意図せずボタンが押し込まれることによって、プレートがスライドして勝手に外れないかどうかだけが懸念点。
ボタンもスライドしてロックする機構が付いているため、よっぽどのことがない限りは大丈夫なはず。
とは言え大事なカメラなので、安全性は最重要項目。今後長期的に使用していく中で、慎重に様子を見ていこうと思います。

ちなみに、別に回転しなくてよくね?ということであれば、同じくUlanzi Falcam F38シリーズからストラップ用のクイックリリースセットが販売されています。これだけでお好みのストラップを簡単に着脱できるようになりますので、検討してみてはいかがでしょうか。

他にもこんな方法があるよとか、今回の話題に関係なくこんな便利グッズがあるよといった情報お持ちでしたら、初心者の私にぜひ教えていただきたいです。猛烈に感謝します。

読んでいただきありがとうございました。
またよろしくお願いします。

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