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【Postコロナ時代が進まないアメリカ】いま真価が問われる日本のグローバルHR戦略

参考動画:【考察】働き方 ▶やるかやらないか! ~ビザ発行差し止めによる駐在員システムの見直し~【アメリカ人事】

現在アメリカでは新型コロナウイルスの新規感染者が激増しており、カリフォルニア州・テキサス州・フロリダ州では、累計感染者数が唯一桁違いに多かったニューヨーク州を超え始めています。そういった背景の中、ビジネス再開のフェーズを部分的に戻し、飲食などの屋内サービスを禁止する措置などを取る州も出て来ており、更には再ロックダウンの話も出始めています。加えて、年内の就労ビザの新規発行が差し止められたため、在米日系企業にとっては今後の展開が読めない状況ですが、その中でどういったポイントを基に考察すべきかをまとめてみました。(2020年7月時点)

■ 現在の状況と問題点

まず、新型コロナウイルスの感染傾向に関しては、3月・4月に爆発的な感染者が発生したニューヨークメトロエリアやボストンエリアを含む北東部では感染者の拡大防止ができている一方で、シカゴやデトロイトエリアを除いた中西部、南部、西部では爆発的な感染増加が発生している状況となっています。その様な状況に伴い、ニューヨーク・ニュージャージー・コネチカットの3州では他州からの訪問者に対して2週間の外出禁止を課しており、その数は7月25日現在では 31州にも及んでいる他、イリノイ州のシカゴ市とクック群も複数州からの訪問者に対して2週間の外出禁止が課されています。(2020年7月時点)

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