1週間、夫にワンオペ育児をしてもらった

先日、あまりの忙しさに1週間だけ、夫に保育園のお迎えから寝かしつけまでの時間を一人で頑張ってもらいました。

前提として、私たち夫婦は割と家事育児の分担をしている「方」ではあります。ただ、どこまでいっても、私(=母)が主導で、夫の「お手伝い」感が抜けないのです。

1週間、夫にワンオペ家事育児をしてもらって、感じたことをまとめたいと思います。

「家事労働」の見える化の重要性

夫に対して、「家事の負担が大きい。」と愚痴ると、決まって、「え?炊事、洗濯、掃除だけでしょ??」と言われていました。

ちょっと待ってよ・・・「炊事」って言っても、調理だけでなくて、保育園のメニューとかぶらないようにとか、栄養バランスとか色々考えながら買い物をしたり、仕事のスケジュールを見て出勤前に下ごしらえをしたり、食事の後には皿洗いやコンロ周りの掃除をしたり・・・複数の工程があるのよ・・・

さらには、炊事、洗濯、掃除に分類されない「見えない家事」も無数にあって、常に頭の中に家事のTO DOリストが並んでる状態です。

夫にこのことを説明してもなかなか理解して貰えませんでした。   

しかし、数日間(さすがに1週間は放っておけなかった・・・)夫1人が家事育児を担うことになり、家の中はゴミ屋敷化...2日分の食器は溜まってるわ、コンロにはカピカピになった物体が貼り付いてるやら、ストックの補充はされてないやら...それは悲惨なことになりました。

この惨状を見て、はじめて「想像していた以上に私が家事労働を担っていたこと」に気付いてもらえたようです。

家の中での「家事」って、主にそれを負担している人以外は、項目自体も把握しにくいのですね。主な家事負担者も各項目を全て説明するのも大変です。

「今まで、全部やってくれてたんだね。ありがとう。」と言ってもらえて、何だかとても救われた気持ちになりました。

今まで、分かってもらえない!と怒りまくっていたのですが、私の説明も十分じゃなかったのかもしれないと反省しました。各家事の必要性とか時間コストを説明するのは面倒ですが、分担をするためには初期投資としての説明が不可欠ですね。

育児という感情労働にはパワーが必要

毎日、ワンオペ育児が続くと可愛い我が子がモンスターになることがあります。

どんなに可愛くても、仕事を終えて疲れ切った後、自分の欲求を極限まで抑えて、子ども最優先に動くことは簡単ではありません。1日、2日なら簡単ですが、毎日となると、「もう!」と思ってしまうこともしばしば・・・(それでも、感情を抑えてニコニコし続ける・・・)

このような感情労働の大変さって理解されにくくないですか?!!

経験していないと、「子どもと一緒に過ごすなんて楽しいだけじゃん!」と思いがち、この勘違いによって喧嘩になることって本当に多いと思います。

1週間、ときにはモンスターになる我が子と過ごして、育児が楽しいだけじゃないと分かってもらえたのか、夫がとても協力的になりました。

私の方は、そんな我が子との時間が激減してさみしくってさみしくって・・・どんなに大変でも、やはり我が子との時間はかけがえのない宝物ですね。

仕事を終えてから帰宅できるという「心の余裕」

出産して最も変わったのは、仕事が終わっているか否かに関わらず、保育園のお迎えの時間が来ると、強制的に仕事を終えなければならなくなったことです。出産前は、「やろう!」と思った日に、ときには徹夜で、仕事に没頭できました。これができないというのは本当に辛い。

(もちろん長時間労働を是としているわけではありませんが)やらなければいけない仕事をその日のうちに片付けられるというのは、ストレスが全く違います。

帰宅した後も「あの仕事しないと・・・」考えながら家事をして、子どもと遊んでというのは、なかなかしんどいですよね。

ただ、時間内に終わらせるというプレッシャーがない分、無駄な時間が増えたようにも思います(保育園のお迎えダッシュの直前30分くらいの処理スピードは半端ない)。

時間制限は、ワーママの弱さだと思っていたのですが(もちろん、それで辛いことは多い)、弱さではなくて、強さなのでは?と考えて、とにかく17時に仕事を終えることを目標にすることにしました。

起床時間を1時間早めたり、スケジュールに余白の時間を多めに入れたりと試行錯誤しています。

よくやくコツが掴めて、17時にTO DO リストを消化して、スッキリとした気持ちで家に帰ることができるようになりました。

ストレスが減り、睡眠時間も規則的になって、処理スピードが格段も上がりました。

なくなった時間を嘆くのではなく、ある時間をどう使うのか工夫することで、ワーママでもストレスなく仕事を回せるのだと気付きました。

まだまだ改善の余地ありですので、時間制限のある方で工夫をしている時間術を教えてください。

パートナーと「家事」「育児」を分かち合うことの大切さ

パートナーとの関係を良好にするためには、「分かち合うこと」がとても大切です。

と言っても、それぞれ見ている景色(家事育児の認識)が違いすぎて、分かち合うことは、本当に難しいですよね。

今回、実践を通じて、少し理解してもらえて、とても楽になりました。

逆に、私も毎日残業をして子どもの寝顔しか見られない夫の気持ちも分かるようになりました(これもこれで辛いですよね)。

毎日の忙しさで、コミュニケーションを後回しにしがちですが、コミュニケーションって本当に大事ですね。

ワーママ、ワーパパのみなさん、頑張りましょう!!






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