TOEIC950点による最強リスニング勉強法 シャドーイングのやり方

こんにちは!
今回は4技能の内の1つで、どの英語試験にも必ず出てくるリスニングの学習方法について紹介していきます。
英語資格に活かせるだけでなく、実際に話すときにも効果を実感できるような最強の学習法です。
それでは見ていきましょう!

●リスニングは4技能の中で1番重要!!

リスニングを苦手だと感じている方はたくさんいるのではないでしょうか。
中学校や高校でリスニングの学習法は一般的に授業で教えてもらえないので仕方がないことだと思います。
しかし、リスニングは4技能のうち最も重要な技能だと私は考えています。
なぜならそもそも聞き取れないと会話が成立しません。いくら読むことが得意でも、話す事ができても、聞き取る事ができないと無駄になってしまいます。

そんな重要視されるリスニングですが誰でもリスニング力を向上させることは可能です。

なのでここでリスニングの学習方法についてしっかり学び、それを実際に行動してみれば、すぐにではなくても徐々にリスニング力は伸びていきます。
実際に私が体験してみた感想なので間違いありません。


●私がオススメする最強リスニング勉強法 シャドーイング

リスニング学習法はさまざまありますが、私はいつもシャドーイング学習法を英語学習者に推奨しています。
英語学習をされている方ならこの学習方法を1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
シャドーイングはそれほど有名で王道と言って良いリスニング学習法なのです。
実際に私もシャドーイングを英語学習の中心に置いてリスニング力を鍛えていました。

それでは1度シャドーイングについて確認しておきましょう。


●シャドーイングとは

シャドーイングとは、耳で聞こえた音を自分の口でコピーして発することを意味します。
文章が流れてきたら即座に口で被せてその文章を言っていくわけです。
もし言いづらい箇所があれば、そこが自分が聞き取れない箇所になります。


●シャドーイングをオススメする理由①  効率的

シャドーイングは音源さえあればどこでも行う事ができます。
上記で挙げたように聴こえてきた口に出して音源を真似するだけです。

比較としてディクテーションを例に挙げてみましょう。

ディクテーションでは聴こえてきた音源を紙に書く必要があります。聴いている途中に書いていかないといけないので文章が過ぎてしまったり、聴こえてきた文章がなんだったか忘れてしまいます。
また、ディクテーションを行う場所も限られてしまいます。
シャドーイングではこういった障壁がないので効率的に学習をする事が可能なのです。


●シャドーイングをオススメする理由②  聞き取れない場所を把握し、改善できる

また、シャドーイングはただ音源を聴いているだけの方法には無い優れたメリットがあります。
それは間違えた箇所・聞き取れない箇所を把握し、克服する事ができるという事です。

聴き取れないというのは速さについていけていないか、何を言っているか分からないのどちらかに絞られます。
例えば単語の意味や発音の仕方が分からないのに聴こうとしても不可能です。
それなのにただ闇雲に聴き続けていても聴こえるようにならいし、いつまで経っても英語力は向上しません。
この部分をちゃんと分かっていないとリスニング力は永遠に上がりません。
しかし逆を言えば、これらの知識が身につけば大幅な向上を見込む事ができます。
シャドーイングで必要なのは、聴き取れない部分を自分で話せるようにし、聴こえるようにするという事です。

自分で話せるようになるには、文法の知識・単語の意味・発音が備ってないとできません。
シャドーイングで実際に口に出すことにより、音源の速さに慣れつつ正しい知識が身につき、結果的にリスニング力も向上するのです。

このようにシャドーイングとは1番効率的で理にかなった学習方法なのです。


●シャドーイングをオススメする理由③  スピーキング力が向上する

ここまでで、シャドーイングは「聞き取れない箇所や原因を特定し、改善する」という目的を達成する事がわかりました。
しかし、効果はそれだけではありません。
実はシャドーイングはリスニングだけでなく、スピーキング力も向上します。

その理由の1つとして、シャドーイングを通して正しい発音を身につける事ができるからです。
シャドーイングでは耳で聞いた音を口から出す、という作業をひたすら繰り返します。こうすることで正しい発音で英語を話す能力が自然と向上されるのです。
正しい・綺麗な発音で話せるようになれば、相手もより理解しやすくなり結果的にスピーキングの向上に繋がります。

また、シャドーイングで文章を口に出すことによって頻出のフレーズなどを覚える事ができます
フレーズを覚えて話すようになれば、外国人とのコミュニケーションの際に非常に有効です。
表現の仕方が増えていきますし、そうすることで自信もつきます。

このようにシャドーイングをすることにより「スピーキング力が上がる」という副産物を産む事が可能になるのです。

●シャドーイングの実践方法

では最後にどうやってシャドーイングを行なっていくのかを紹介していこうと思います。

○その1 スクリプトを選ぶ

スクリプトについてですが、どれを使ってもらってもかまいません。TOEICの問題やYouTubeにある音源などでも大丈夫です。
チョイスはご自身にお任せするので、自分のレベルに合ったスクリプトを使用するようにしましょう。
ただ、YouTubeにはシャドーイング用のスクリプトが無料でたくさんあるので個人的にオススメです。

○その2 何も見ないで聴いてみる

そしてスクリプトを選んだらまずは見ないで2.3回程聴いてみましょう。
そこで聴き取れなかった部分を把握します。

「分からない単語があった」「文法知識が欠けていた」「発音を間違えて覚えていた」など様々な原因があるはずなのでそれを把握しましょう。

○その3 分からなかった部分を分かるようにする

上記のような発見ができた後は、その部分をしっかりと学習する必要があります。ほったらかしにしていてはいつまで経っても英語力が向上しません。次同じような文章が現れた時に対処できるよう自分の弱点を潰しておきましょう。

○その4 ひたすら繰り返し口に出す

ここまできたら後はひたすらシャドーイングをするだけになります。スラスラ話せるようにどんどん口に出しましょう。

また次のスクリプトにいく基準ですが、私はある程度話せるようになったら次にいっていました。1つのスクリプトに固執せずどんどん新しいものに触れていく方が、たくさんのフレーズや発音を学ぶ事ができ効率的だと考えているからです。

ただ、一度やったスクリプトは1週間以内にもう一度行うようにしていました。シャドーイングをした日だけスラスラ口に出せるようになっていても意味がありません。「少し日を空けてもスラスラ話せる」ようになって初めてそのスクリプトはクリアです。もしできていなければもう一度復習をしっかりしましょう。


これをひたすら色んなスクリプトで行うことによりリスニング力・スピーキング力が向上できます。毎日継続してやっていかないと意味がないので骨が折れる作業ですが、必ず光が見えてきます。諦めず頑張りましょう!!


●さいごに

いかがでしたでしょうか。今回はリスニング力をアップさせる為の学習方法を紹介しました。私は実際にこの方法で英語力が向上したので、皆さんの学習方法の1つとして参考にしていただければ幸いです。ただ、学習方法に絶対は存在しません。自分達でそれぞれの良さを比べ、選択していく事が大事になります。そうして自分で考える習慣が身につくと英語だけでなく、あらゆる場面で成果が出るようになります。これからも英語学習頑張りましょう!

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