2つ上の同級生

雨の放課後、
高校3年のことだったと思う。

食堂前の屋根のした、1年生の年に同じクラスだった友人と、二人きりになった。

彼女は委員長らしい委員長で、歌が上手かった。
それから、
国語の時間に気づいたのだけれど、浮かんでくる言葉がとっても豊かで、
1年の頃の私なんかじゃ思いつかない表現が
スラスラと出てきて、、
私は彼女を尊敬していた。

でも、
学校を休む日は多かった。

2年、3年と、同じクラスになることはなくて、久しぶりに話をした。何でもないような、勉強とかの話。部活の話。傘で 足元に落書きしながら。

「…いっておこうかな。」

って、彼女は言った。

「驚くかも知れない」

って、彼女は言った。

「私、二十歳なんよ」

めちゃびっくりした。


けど、
「え、すごい!」
とかなんとか、言ったかな?忘れたけど、
びっくりしてるのに、なんかバレないように、でも驚いて見えるように、答えた。

どう答えるのが正解だったかな。
わからないな。

彼女はとても繊細で、でも、
強い人だった。

苦しかったんだろうな、
悩んだんだろうな、
自分を責めたかも知れない、

詳しい理由はわからない。
彼女の苦しみなんて、
もっとわからない。

でも、

話してくれたのが、
とてもとても嬉しかった。
勇気を出してまで、私につたえてくれて、
私は幸せだった。

堪えないと
乗り越えなくちゃ
踏ん張って
我慢して…

それができない人は弱い。ダメなやつ。

…言いますよね、いろんな人が。

でもでも、

生きてるだけで、あなたは素晴らしい
価値がある
みんな違ってみんないい

…言いますよね、いろんな人が。

私には、どっちも正しく思えるし、
でも、どっちにも違和感が、あります。
どっちも好きで、
どっちも嫌い。

あんまり正しいと、苦しくなる。
でも、あんまりキラキラだと、眩しくて、なんか受け取れない。

だから、


自分だけに、自分の生き方を決める権利があると言うこと。

自分には、相手の人生に、好きなように「感じる」権利があると言うこと。

そのあとに、相手を変えようとしたり、相手を自分のお人形さんにしようとしないこと。

が、大切なんじゃないか?

私は、彼女の勇気に嬉しさを感じました。
彼女の告白に驚きました。
彼女と巡りあえて良かったと思いました。

今はもう、離れてしまったけど、
笑顔でいてほしいなと思っています。

…はじめて文章書いてみて、
話がだいぶそれてしまいましたね💦

つたない文章でしたが、

最後まで読んで下さって、ありがとうございました(*´ー`*)

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