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ニアリー ゴッド

フェスというものは、チケットを購入することで制度化された馬鹿騒ぎだ、と思っている。
許された馬鹿騒ぎ。

渋谷ハロウィンと何が違うのだろう?興行会社が噛んでいることだ。

すきなように騒ぐ。騒ぎを取り戻すこと、たいせつ。馬鹿騒ぎじゃないまでも。

マナーに服することを強制し、そうじゃなければ「迷惑」とか「おまえのせいで」とか「秩序が」とか言い出すってのはキケンだよなーと思って眺めている。

ミュージシャンとは口が腐っても言いたくないレベルのストリートミュージシャンってやつには生暖かい視線をおくる。若者の憩いの場となっていることも多々ある。

フェスにしても町弾き兄ちゃんにしても欠落しているのが、「音楽」である。
フジロックや朝霧JAMなんかはなかなか練られた出演陣だ。夏の魔物をはじめとして地方で行われているフェスにもなかなか練られた催しが、多々ある。
しかし、何がコアなのかよくわからないフェスがとても多い。

音楽がすごくないがしろにされていて、一次先行がどうしたとか映えるとかどうでもいい自己承認がらみを満足させる仕掛けばかり先行している感がある。
町弾き兄ちゃんの場に至っては、音楽なんて誰も聴いちゃいないんじゃないか? とすら思う。

いえ、オヤジの一感想に過ぎないんですけどね。

何もドンキホーテに著しく依存している渋谷ハロウインを擁護したいわけではないのですが、なにもかも秩序に身を委ねて嬉しい! というのはどうした事態でしょう?


街路は取り戻した方がイイと思われます。

コンビニで酒類が自在に手に入る以上、世界のあらゆる街路は酒場になります。

明らかにヤクザ者でもなんでもない、刺青外国人を公衆浴場に入れるの入れないのといった「手段が目的に堕している」がっかりな場所が至るとこに見られ、その本質は議論されることなく。

こういった、秩序から漏れることをビタ一文許せない排他性というのはそもそも醜いのではないでしょうか?

尚、ぼくはフェスに自分が向いてないのを存じておりますし、フェスに出かけるカネと時間があったら、迷うことなく海外に出かける派であります。サラバーイ。

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