見出し画像

玄米と野菜スープ

「私の前には不機嫌な息子がいる。」

食事を見直そうと決意したのは2023年に入ってから。
息子は年末年始に体調を崩し、ほとんどベッドで過ごしていました。

食事は全然摂らないで、栄養ゼリーか野菜スープとおにぎり。若しくは温かい蕎麦を食べていました。

数日間そんな食生活を送っていると、不思議な事に痒みが減り、掻きこわしも少なくなって肌がみるみる綺麗になっていきました。
体重も5kg以上減り、むくみも取れて、洋服がガバガバになってしまったのです。体力は落ちてしまいましたが、スリムになり、体調が良さそうです。

しばらくは暴飲暴食しないでいられましたが、
すっかり体調が良くなってからは食欲が爆発し、
お正月に食べ損ねた鰻や、ファストフードをもりもりと食べ、お酒も呑み始めました。

すると、すぐに痒みが復活。再び掻きこわすようになっていきました。

この現象を目の当たりにし、逆を言えば、
「食事を見直せば自然と乾癬が良くなるかもしれない」と思うようになりました。

早速、息子の食物アレルギーを調べようと血液検査に連れて行こうとしましたが

完全拒否!

では自宅で…

完全拒否!

そうだった、注射嫌いの息子には無理だったわ〜w(さすがに身長180cmの息子を引きずって行く事はできないからね)

これ以上説得しても時間の無駄と判断し、
まずはデトックス効果のある食事として、
「発酵玄米と野菜たっぷりのスープ」を基本に
献立を考えようと決めました。

しかし、発酵玄米は炊飯後に寝かせる時間が長いため、炊飯器を2台体制にしなくてはなりません。
現実的ではないので家族全員が玄米食にする事にしました。

週に数回お弁当を持っていく主人は、100%玄米にしても特に不満はないようで、
「体が軽くなる」と好評でした。

しかし、問題は息子です。

玄米100%のお米を初めて食べた時、顔をしかめて
「食べた気がしないんだよ」
と言い捨て、
その夕食はおかずだけ食べ終えました。

まあ、放っておけば食べるだろうと
次の夕食もしれーっと玄米を出しましたが
またおかずだけ食べる始末。

玄米を食べて欲しいのに、おかずだけ食べるのでは意味がない!
しかも、おかずは少なめにして玄米をしっかり食べて満足するよう献立を作ってあるので、玄米を食べない息子は必然とお腹が空き、夜中にお菓子やレトルト食品、カップ麺などを食べるようになりました。

これはさすがに腹が立ちましたね〜
「おまえにためにどれだけ!」
と言いたいところでしたが、怒っても時間の無駄。

ここで仕切り直して玄米と白米を1:1から始める事に。
(こうやって振り返ると甘やかしすぎだよね〜
でもその当時は皮膚炎がピークで、あまりにも痛々しかったので、強く言えなかったな〜)

徐々にですが嫌々ながらも玄米を食べるようになっていきました。

おかずも少しずつ変えていきます。

昔ながらの乾物(切り干し大根、切り昆布、ひじき)や海藻類(わかめ、茎わかめ、もずく)を毎日食べるようにしました。
豚肉や牛肉、卵の量と食べる日を徐々に減らし、
鶏胸肉、お魚(特に鯖)の日を多くする事により、動物性脂質の摂取を減らしていきました。

野菜スープはキャベツ、玉ねぎ、にんじん、きのこを基本にして、コンソメ風、中華風、トマト、カレーなどで味を変え、スープは全て飲み干せるように塩分過多にならないよう工夫しました。

ここで、スープを残す方が体に良いのでは?
と疑問に思ったかもしれません。

野菜スープには、ファイトケミカル(フィトケミカル)
が多く含まれると考えたため全部飲むようにしています。

だしは日高昆布を1㎝幅に切りそのまま投入。野菜と煮込むと柔らかくなるので、途中で取り出さず一緒に食べてしまいます。

初めは文句ばかりの息子でしたが、
少しずつ玄米食の良さを体で感じるようになってきました。
体調が良くなって、食材そのものの美味しさが味わえるようになってくると、自然と表情が明るくなり、あまりイライラしている姿を見なくなっていったのです。

味の濃い食事、辛い食べ物や刺激物は依存しやすいですし、その時は美味しく感じても、体や心に結構負担をかけているのかなと改めて感じました。


この続きはまた次回に…
本日も遊びに来て下さいましてありがとうございました〜




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?