作り話半分 自己弁護 背筋が凍るような 規格外の嘘

 自分はそこそこ色々な歌を聴くほうだと自惚れていたが、何か好きな歌があったかを毎日考えることにしてみたら、自分がどんな歌を好きだったのか思い出せなくなった。以前サブスクリプションに入った時もそう。何が好きで何を聞きたかったのかが途端に分からなくなる。

 高校くらいから急激に寂しい性格になり、それに付随してバンドを中心に音楽が好きになった。寂しい気持ちを音楽で埋めてごまかさなければという使命感に駆られた。でも考えてみたら、あの人たちはどれだけ孤独を歌おうが少なくともバンドを組む友達はいるわけですからね…。

 音楽を好きになったけれどそこから楽器を始めるでもなく、音楽が好きな友達ができるのでもなく、音楽は一人で部屋の隅っこで楽しむ以上のものにはならなかった。生粋の陰のもの。

 自分の好きなバンドを好きな人とリアルに接点を持つほどアクティブでない。ただ気にならない訳ではなく、某マッチングアプリでいろんなバンドが好きな人のコミュニティーを見てみたりする。その人たちは見た目がどうとかわかりやすいところに共通点は見つからないけれど、もれなく皆なんかきしょい。自分含めてほぼ全員きしょい。だいたい共通の趣味を示すことで気の合う人を探すことが目的であるのに、10人だとか20人だとかそのくらいの人数しか反応を示さないものを好きだとアピールすること、マイナーを好む自分を前に出すことに、どこにどんな意味があるのか。別にそんなこと、100%個人の自由ですけどね。こんなコトをこんなところに書くことも、なんら変わらない意味のないきしょいことですしね。

 昨日は日付が変わる前に寝付けた。そしたらば、今朝は朝5時過ぎに目が覚めた。自分の体はいったいどうなっているのか。5時間強の睡眠時間では昼前あたりに絶対に眠気が来てしまうというのに、こういうときは二度と寝付けない。そして案の定、昼前に1時間くらい余裕で寝てしまい、何なら夕方もすごく眠かった。

 金曜日は去年とるべきであった科目の授業が2科目ほどあり中間試験が近いわけでありますが、その中間試験に遅れた上に問題が1問すら解けないという夢を見た。だいたい夢のなかというのは不自然な箇所がいくつもありながらも、そこに自分が突っ込みを入れることもなく淡々と進んでいくことが多いけれど、試験を受けているメンバーが去年の同級生である以外何もおかしいところがないほど現実感に溢れた夢だった。起きた後ちょっと落ち込んだし。「ああ、今年もダメじゃないですか…」って。夢で良かったなと心底安心して、ちょっとだけ勉強のモチベーションも上がった。リアルに単位落とした感がすごかったわ…。

 バイト行きたくないな。勉強がんばろ。「しょうがない」し「どうしようもない」けれどがんばろ。

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