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セルフつっこみ

逃げるも勝ちだと豪語して東京に出てきた枕、人とのえにしは目の届く限り、振りほどいて、嚙み千切ってここまで来た。
諸事情については下記の記事をご参考にして頂ければ幸いである。

あれほどしょうもない逃亡劇をド田舎の隅っこで勝手に繰り広げていた枕でも意外と孤独には遠く、わざわざ訪ねてくるモノ好きすらいる。
世の中がどういう仕組みで動いているのか、甚だ疑問に思う2023年は既に1ヶ月も進んでしまった。
枕がnoteとTwitterを留守にしていた最中、本名を知っている奴から作品を読んでみたいと言われた。
書いている事を知っている奴は何人かいるが、わざわざ読みたがるのは珍しい。
少々気恥ずかしかったが、noteとエブリスタのURLを教えた。
数日後、「鏡」が良かったと教えてくれた。
「鏡」は短編集と称している「枕詞」の一番最初の作品である。

旧友の言葉に乗せられて、作者は数年ぶりに己の業を覗いた。
悶絶するかと思ったが、過ぎた話を目の前にして今の心は冷静だった。
表現や順序にセルフつっこみが止まらなくなったのは僥倖と言ってもいい。

思いがけぬタイミングで自分の成長を自覚したのである。

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