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赤瀬川原平「紙がみの横顔」について

1987年から1992年のエッセー。雑誌「諸君」に連載。今から30年以上前の本だが視点が古びていない。普及し始めたワープロ・FAXと格闘している様子が今でいえばスマホと比較されて面白い。自分が当時関心を持っていた本や映画、事件などが取り上げられていて共感を覚えた。

以前紹介した川崎徹「カエルの宿」、内田裕也「コミック雑誌なんかいらない!」、小林秀雄の公演カセットテープ、宮沢りえ写真集の新聞広告など。

赤瀬川原平はもっと再評価されても良い作家だと思う(今でいうと荒俣宏のような知の巨人?)。

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