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実情を知らなければ、憂えようもないではないか

『読み物からのエンジニア的な学び』の更新ネタです。コンセプトはこちらの資料をご覧くださいませ。

書籍にて

特に卑しい庶民だけが知らなかったのではない。学者、士君子、あるいは政府の役人であっても、実際の事務に当たらない者はこれを知る手がかりを持たない。しがたって、わが国の人民は外国交際について、わが国と外国の権力のバランスがどうなっているかを知らない。不当な扱いを受けているかどうかを知らない。利害得失を知らない。まるで他国のことを見るように無関心なのである。これがわが国の人間が外国に対して権力を争わないことの原因の一つとなっている。実情を知らなければ、憂えようもないではないか。

現代語訳 文明論之概略

気付きポイント

  • 最後の一文が超重要

  • 特に、自分が「知っている側」であり相手が「知らない側」である場合は気を付けなければならないな、と

  • 本当に様々な場面に当てはまる話なので、気を付けていこう!

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