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【解読する #1】センスは知識からはじまる / 水野 学(著)

Web制作会社のUIデザイナーです。
「センスは知識からはじまる」を読了しました。アウトプットとして、本書で重要に感じた箇所をこの記事を通じて共有したいと思います。本書では、センスは生まれついたものではなく、あらゆる分野の知識を蓄積することで向上する、ということを説いています。

知識とセンスの相互関係

センスとは何か。本書によると、それは数値化できない事象を最適化する能力と解説されています。またその根源は「普通のことを理解する」ことにある、と著者は主張します。これは、優れた直感を獲得するためには、多岐にわたる知識の蓄積と、その知識を基盤に新たなアイデアを生み出す能力が不可欠だという意味です。

知識とイノベーション

本書では知識と知識の結合がイノベーションの源泉であると強調されています。既存の知識をクロスオーバーさせて、それまで独立して存在していた情報を組み合わせ、新たな価値を創出するという概念です。これこそが、まったく新しいものを生み出す力であり、革命的なプロダクトを創出する源となると述べられています。

センスの本質とその敵

本書では、センスとは基本的に予測する力であるとも述べられています。またその最大の敵は、私たちが無意識に抱く先入観や主観性だと著者は主張します。これは、視野を広げること、自身がまだ知らないことを知らないと認識し、その前提で知識を深めていくことの重要性を強調しています。

知識を拡大するための三つの手法

知識を増やすために、本書では3段階のアプローチが提唱されています。それは、①王道から解いていく ②今、流行しているものを知る ③「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる です。これらの指針は、今後各領域における専門的知識を深めてくにあたって特に重要なものになりそうです。

自己評価と今後の課題

全体を通じて、私にはセンスを養うための知識がまだ不足していることを痛感しました。そのため、今後はデザインにおける専門知識を一層深め、その知識を基に新たなアイデアを創出することに焦点を当てていきたいと考えています。

総評

この本から得た教訓は、知識がセンス、革新的なアイデアを育む土壌であり、それが新たな価値創造につながるということです。今後、私は自己の知識を深化し、拡張し、それを革新的なアイデアの創出に活用する能力を養っていきたいと考えています。 


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