モチベーションを保つ

いよいよ最後の章となりました。

「なぜ、ゲーム開発は失敗するのか」
これまで数々の事例や対策などを書いてきましたが
結局、もっとも重要なのはゲームを作るための
「モチベーションをいかに保つのか」です。

「ゲームを作りたい」「誰かに届けたい」
その気持ちの火さえ消えなければ、必ずゲームは完成します。

ここではそんなモチベ―ションを保つための
方法を3つ紹介していきたいと思います。


1
気になるところで作業をやめよう


1つ目のモチベ―ションを保つ方法はゲームを作る際に
必要なコーディングの仕方にあります。

ハッカソンでない限りは、1日でゲーム
全てのコードを組み終わるという事はないと思うので
ある程度「今日はこの機能を実装するまで」
みたいな目標を立ててコーディングを行うと思います。

目標を立てたら、実際にコードを組んでいくわけですが
コーディングはとにかく時間がかかるので
「気づいたら、もうこんな時間か」となることも少なくないです。

その分、作り上げた時の達成感はあります。


特にゲーム開発だとキャラクターの動きについてコードを組めば
当然組んだ内容がそのままキャラクターに反映されるので
すぐに成果が目に見えるというのも大きいかなと思います。

私はコードを組んだことがなかった頃は
すごい面倒くさそうな作業だなと思っていましたが
実際やってみると、結構集中してもくもくと作業してしまうし
一度始めるとスイッチが入ってキリがいいところまでやめられない
という「瞬間的中毒性」があるんですよね。

これは掃除と同じで、2つガスコンロがついている
キッチンの片方のコンロだけをキレイにしたら
もう片方もキレイせずにはいられないという感覚に似ています。


最後まできっちりやりきって
「今日も作業頑張ったなぁ」と満面の笑みで
布団で眠るのは最高に気持ちがいいです。

しかし、これが挫折する大きなポイントに
なってくるかと私は考えています。

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