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鶏小舎から抜け出そう

毎日、誰かの顔色を伺い、
自分のチカラを自ら押さえつけ
周りに合わせることを余儀なくされて

そんな毎日が窮屈でたまらなくなり、
雛はある日、
何も食べなくなった。

来る日も、来る日も閉じこもり、
日の光を受けることすら
諦めるようになっていく。

親鳥はその時は、
とにかく小舎に戻そうとする

当たり前の生活が出来ない、
我慢が出来なければ、
世の中を生き抜くことなど出来ない
そう思い込んでいた。

そう、その雛が、
実は『軍鶏』だとも気付かず

親鳥はせっせと卵を産み続ける
決して自分の為ではなく、
それが役割であると信じて…

ある日、
親鳥は雛を傍からみてみた

そのこもり続けている雛鳥は
どうやら他の雛とは違っている
羽の様子も足の長さも違っている

その時に初めて気が付くのだ

雛だけではなく、
親鳥自身が『軍鶏』であることに

今まで鶏だと信じて生きて来たのに、
軍鶏とは知らずに卵を産み続け、
それが実は貴重品と扱われていたことに

今まで鶏と信じて生きて来たことが
悔しくてたまらなかったと同時に
どうして生きづらかったのかを知る

他の鶏と意思疎通が難しかったのは、
住むべき世界が違っていた
ただそれだけだったということ

親鳥はとうとう
小舎を出ると決めた

そのために準備しようと決めたのだ

雛鳥が小舎を出て戻って来たとき、
外の世界の話沢山聞いた
そして
親鳥は知る

この小舎は狭くて苦しいだけだということ

自分も雛鳥も
ここでは生きられないという事実を

そして…刻々とその日を待つ

貼られたレッテルを塗り替えるために…

「日本にクリエイターを増やしたい!!」 ★保育士しながら認定心理士資格取得★ パート→非正規→正規(無認可)→正規(認可) →フリーランス保育士・児童指導員 保育士時代に学んだ心理学を 子育てや保育、描画コンテンツに 生かし実践! 主体的で能動的な日本人を増やし続けてます♪