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やさしさって何だ?

わたしの目標は
「日本にクリエイターを増やしたい」
ってことで、

これは随分前から変わってない。

で、
「あなたの夢は?」
って聞いたら、

「やさしいひとになりたい」
って言われた。

その時は
私はやさしさについて
そのまんまで大丈夫じゃない?
って返事をしたけれど

わたしは今、
そのことを改めて考えている

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概念と塩梅

やさしさって何だろう?

以前の私の中のやさしさは
親切とか穏やかさとか
だったりしたけれど

今はちよっと
変わって来ている

厳しさも
成長を促す為の
やさしさなこともあるし

ちゃんと傷付けてあげる
やさしさ
っていうのもある

逃がしてあげる
やさしさもあれば

敢えて向き合わせる
やさしさだって存在したりもする

その塩梅が難しく
エスカレートすれば

ハラスメントと
言われてしまうこともある

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子どもたちと接していると

「やさしいね。ありがとう。」

と、
ことばに出すことが多いし
結構…口癖だったりもする

できる限り
小さなことに
気付きたいと思っているけれど

それでも
取りこぼしてしまって
申し訳ない思いをすることもある

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誤認識を食い止める

子どもたちの中には
誰かをかばおうとして
手を出してしまう子も居る

言葉が出ない
だから手が出てしまう

手を出したら
加害児Aちゃんは
は当然叱られる

話を聞いてみると、

原因が
手を出されたBちゃんの
人をあおる態度だったり

Cちゃんや支援者を
かばってのものだったり

Bちゃん自身の
理解力の無さだったりもする

Aちゃんは
幼いながらに考えて
手を出すことに
なってしまったのかもしれない。

それでも
暴力はやはりいけないこと。

ただ、
その子なりの正義感は
どうなるのだろう?

やり方を変えれば
良かったのかも知れない。

伝える言葉を
知らなかったのなら
次から伝え方を学べばいい。

支援者に助けを求める術を
思いつかなかったのなら
呼んでも良いことを伝えればいい。

Aちゃんの気持ちを
蔑ろにしてしまうと

「どうせ、
 自分(Aちゃん自身)が
 動いても叱られるだけだ」

とか

「自分(Aちゃん)は悪くない。
 Bちゃんがしたせいで怒られた。
 なら、次からは知らんフリしよう」

「悪いのは叩いたAちゃんで
 自分(Bちゃん自身)は悪くない」

とか

理不尽から不快を作り出したり、
無視や軽視の引金となったり

手を出してしまった事実が原因で
実は被害者が加害者でもあったことを
正当化してしまうこともある。

かばおうとしたその
やさしさから出た気持ちは

違うものになったり
追いやられたりしてしまう…。

その取りこぼしを
なるべくしないようにと
思うけれど…難しいときもある

しかし、
そこを拾えた場合は
Aちゃんは正義感の使いかたを知り、

Bちゃん側も
自分にも原因があることを知り、

伝え方を双方に学んで行く。

すると
周りの子どもたちにも
それは波紋のように伝達して行く。

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琴線に触れた優しさ

生きていると
上手く行かないことは
多々ある

心が傷付いたときに
塩を塗ることで
痛みが酷くなるけれど

結果…治りが早かったって
場合もあれば、

塩を塗ったが故に
心が腫れすぎてしまって
息が苦しくなることもある。

昔、保育園で働いていた頃、
私はショックなことがあり
落ち込んで居たら

未だお喋りも出来ない
0歳児の子どもが
ただ横にちょこんと座ってくれたこと。

1歳の頃の我が子は
見つからないように
夜泣いていたら

何も言わずに
頭を撫でてくれたこと。

いつも完璧に見える保護者の方が
悩みを話してくれたことで
信頼されてると嬉しくなったこと。

ピアノで私の好きな曲を弾いて
音声ファイルにして
届けてくれたひと。

そのまんまでいいんだよって
ただ言ってくれることで
肩の力を抜こうとしてくれたひと。

今になって
以前言って貰った厳しい言葉が
実はやさしさだったひと。

愛する人を守る為についた嘘も
やさしさなこともあるけれど

そのやさしさが届かなければ
結局はその嘘は
傷付けただけのものになる

そのリスクを知っても
行動してくれていたことを
後に知ってしまったなら…。

だからこそ
わたしは
子どもたちの下手な正義感の中の

その小さなやさしさを
取りこぼさないように
見つけられる人でありたいと思う

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伝え続けることしか出来ないけれど

おとなになると
その小さなやさしさから
心を閉ざしてしまいがちで

それが
反射的に起きてしまい

思わぬところで
人を傷付けてしまうことも
あって後悔するのだけど

わたしは
そんな私自身の浅はかさも
今は許して行こうと思っている

そして
無知であるが故の残忍さを
許せる人でもありたいと思う

許せない思いを抱いたことも
そして
何も出来なかった過去も

一つずつを
許して手放して行きたい

そのことで
伝わるかどうかは
相手次第かもしれないけれど

伝え続けることが
わたしが
だれかのために出来ること

その人なりの
やさしさに
感謝を向けること

そういうことだと
思いたいのです

Mahalo nui loa♡

「日本にクリエイターを増やしたい!!」 ★保育士しながら認定心理士資格取得★ パート→非正規→正規(無認可)→正規(認可) →フリーランス保育士・児童指導員 保育士時代に学んだ心理学を 子育てや保育、描画コンテンツに 生かし実践! 主体的で能動的な日本人を増やし続けてます♪