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知らないことを知ること

私が以前、専業主婦をしていた頃、
とにかく
何をしていいのか解らなかった。

朝、いってらっしゃいの後、

洗濯しながら
部屋を掃除して、
布団を干して、

で近くのスーパーに、
幼い息子を連れて買い物に行って。

するとそこで、
「こんな小さい子を連れて…」
と知らない人から言われたりして。

やっと家から出ても、
「出てはいけない」と言われるのが怖くなり、
私は段々と外に出ることが出来なくなった。

当時の私は非常に神経質だったので、
息子が起きている間は
PCなどをなるべく起動しなかったし。

だから外との繋がりは、
帰ってくる夫を待つことと、
時々来る身内だけだった。

現代の子育てとは非常に孤独だ。
家族が居なければ、
少数派は非難を受ける対象になりがちだ。

そして私はそれが故に、
冷静さを失い、
パトナーシップを解消してしまったのだが…。

そんな時私を、
弟の友人が連れ出してくれた。

「姉ちゃん、
 子ども一緒に船に乗せれば皆で見るけん、
 連れてくればいいやん?」

それが私とウェイクボードとの出逢いだ。

あれから13年間、
今では月に1回…行ければいい方だけど、
なんとか…続けている。

身体をめいいっぱい動かすこと。
外気に触れること。
自分とだけ対話する時間を設けること。

全てを網羅してくれる15分間。

これをきっかけにして、
年齢差バラバラのイツメンとも13年、
一緒に居る。

そして利害関係のない
友人として
かけがえのないものとなっている。

ウェイクボードは
極端な例かもしれないけれど、
なんでも良いのだと思う。

知らないことを知るということは、
飛躍的に自分の生活を変える。

私は案外、
経営者の方のご紹介を受ける機会が
割と多いのだけれども、

上手く行っている経営者の方は、
「遊ぶことの大切さ」を
語ってくれる。

「遊び」から育まれる人間関係は、
実は他の繋がりよりも
ずっと確固なものだからかもしれない。

そして、
「遊び」の仲間は、
簡単に私に新しい世界を教えてくれる。

「知らないことを知る」ことは、
見えない闇にたらされた
芥川龍之介的な『蜘蛛の糸』になる。

今はITがある。
そして発信する自由だってあるし、
知る自由だって豊富に準備されている。

今、
ワンオペ育児に悩むときこそ、
外との繋がりを持って欲しいと願う。

その手段はITはきっかけツールになり、
やがて「遊び」に繋げていきやすい、
そう感じている。

息子が16歳になった今、
私は息子と
ウェイクボードに行っている。

それを許してくれた家族。
イツメン。
そして続けられた環境に感謝。

私が、
「色いろ遊びすと」と名乗ると
決めたきっかけは、

実はそんなところにある。

子どもたちに「遊び方」を伝えることで、
円滑な人間関係を作ることが出来ること。

そして、
だれもが「遊び」の前では対等であること。
(スキルは別として)

身体を動かすことをしよう。
なるべく多くの人に逢おう。
そして…

自分は一人ではないことを知ろう。

「知らないことを知ること」は
全てのきっかけへと通ずる道
になっているから。

このnoteが、
孤独を抱えているかもしれない
お母さんたちの

些細でもきっかけとなりますように…。

mahalo.

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「日本にクリエイターを増やしたい!!」 ★保育士しながら認定心理士資格取得★ パート→非正規→正規(無認可)→正規(認可) →フリーランス保育士・児童指導員 保育士時代に学んだ心理学を 子育てや保育、描画コンテンツに 生かし実践! 主体的で能動的な日本人を増やし続けてます♪