聖域 #14
遅れながらサンクチュアリを見た。
相撲の話である。令和のこの時代、オリンピックではブレイクダンスやサーフィンなどが種目になるなど様々なスポーツが増えている。
そんな中、改めて相撲という競技に焦点を当てた作品というだけも画期的だといえる。
正直、相撲のルールも良さも全く知らないまま見始めた。国技とは言うものの、そう言えば知らないことだらけなんだなぁ、と思いながら見始めた。
ありきたりだが、おもしろすぎて止まらなかった。説明しろと言われるとまた難しいが、相撲という固い規律、礼法が重んじられている競技の中で、型破りな主人公が現れるのである。
めちゃくちゃな相撲をするのだが、素人が見てもそのプレイスタイルは惹かれるものがあった。胸が躍る。こいつの成長を見続けたい。その気持ちだけで最後まで見ることができた。
また、主人公や記者の女性の、この固すぎる競技に対するメタファー、今の時代と合っているのかと、問いかけているような場面も多々あった。
国技に対して、ドラマを通したとしても、すごい切り口だと思ったし、斬新で気持ちよかった。
あまりにありきたりな感想だが、
次からはたまたまテレビをつけたら相撲がやっていても、いつもならすぐにチャンネルを変えいたが、これからはしばらく見ようと思えた。
この時代に相撲に対する関心が高まることは、作者にとってこの上ない喜びとなっているのではないだろうか。
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