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201031-島のお母さん-芝生の上で寝ておいで

「今日は満月だから月がみたいです。」そんな私の急な要望も受け入れてくれた。

島のお母さんが運転する車にゆられ月が見える場所に向かった。

当初、月が綺麗に映る池近くのあの場所に連れて行ってくれるのかな、、と思いきや違った。

そこは、南山園地の新島などの島が見える広場だった。

「芝生の上で寝ておいで。」

風に揺れる木々や風の通り抜ける音

小さな星が次第に見える

身体を包み込む大地

月に映る影が次第に浮かびあがる

この島で月が見れる お母さんに会える

 いつかはなくなるからこそ、この時が美しい。


帰り道、気になった事をきいてみた。「あの場所で、さっきみたいに横になるの 以前もしたことあるんですか?」

「十数年前に流星群あったでしょ。あの時まだ小さかった子ども達を連れてここに来たのよ。」

あぁ、。離れている時間が繋がり、ほどける。と感じた。


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