優しさを意識してみる
困っている人を助けたい。
何か私に出来ることを、私の持っている価値を提供したい。貴方のお役に立ちたい。
誰かのための行為はとても尊いですね。
でも、良く自分を観察してみると、そこには二種類の他者貢献が存在します。
誰かの為の行為を通じて
①人から感謝される存在でありたい
②行為そのものが自分の幸せだ
どちらもアリだと思う。
特にビジネスの世界では、①が大切かもしれません。感謝のフィードバックを通じて、サービスをより向上させるモチベーションになります。
でも、燃料である感謝のフィードバックが常に必要となるので、個人の生き方としては辛くなります。
自分の中の幸せ燃料が尽きた時、倒れます。
私はこんなにもやっているのに…
もうこれ以上何をやればいいの…?
私は役に立っているの??
そんな時、他者貢献を通じて本当は自分が満たされたかった事に気が付きます。これを認めるのは、勇気が必要です。良い人という自分イメージが壊れるから。
②の場合は、ガツガツと見返りを求めないため、周囲からは静かに佇んでいるように見えますね。場合によっては冷たい人とも見られるかもしれません。
ビジネスであれば、職人さんのような感じでしょうか? 誰のためでもなく、自分が好きでやっているという状態です。
でも、こんなに自分勝手でいいのだろうか…?
もっと相手の事を考えなくていいのだろうか…?
というブレーキがかかる事、ありますよね。
大丈夫。
本当に深いところから湧いてくる優しい気持ちは、その温かさと一緒に、必ず相手に届く。
そして、幸せ燃料が自分の中から湧き続けるので、力尽きません。
わかってくれたなら、嬉しいな。
わかってくれなくても、まあそんなもの。
たとえそれが、言葉にならない「間」でしかないとしても。優しさは、どこにでも込められます。
言葉でも、態度でも、沈黙の中にでも。
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