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どんな自分も愛すること

昨日、自分のこころと真剣に向き合うことで、こころの声が聞こえてきた、と書きましたが、その時の事を少し思い出してみました。

I love you   because you are you

自分の全てをあなたのために、と思ってきた愛娘を亡くし、暗闇に沈んだ私を救ってくれた言葉。心理カウンセラーの先生に教えていただきました。

愛している。なぜなら、あなたはあなたなのだから。
あなたは、あなたでいるだけで良いんだよ。

どんなあなたでも、空気になったあなたでも。

確かに、心を癒すための方便だったのかもしれない。

でも、私のこころは確実に変化しました。

どんなあなたも愛します、とは
どんな自分も愛すること。

あの時、なぜ側にいなかったんだ。
お前が家にいたなら、こんな事にはならなかったじゃないか。お前なんて、最低な奴だ!

自分が許せなかった。
許せる、許せないの選択肢は無い。 許さない。

そんな時でも、思い出の写真を眺めていると、私を責める姿ではなくて、笑顔で抱きついてくる姿を思い出す。

もっと、責めてよ。あなたにちゃんと謝りたい。

自分で自分を責める。
でも、この子は責めてこない。

すると、こんな気持ちが湧いてきました。

まさか、あなたは自分であの時を、私が家にいないあの時を選んだの?

あなたと私が見ている世界は違うんだ。

もし、あなたが自分で選んだ道ならば、尊重したい。

なら、いったい何故この道を選んだの?
私たちに、何を伝えようとしたの?


その答えは、自分で探すね。
いつまでも自分を責めていても仕方がないね。

良いんだよね。
だって、あなたが自分で選んだ道なんだから…。

自分を認め、自分を許せた瞬間でした。
そして、自分を褒めてあげました。

おい、オレ。
よく頑張ったな、すごいぞ!

自分にかける言葉や行動を変えると、自分の感情が変わり始めます。

皆、それぞれの世界を生きている。

もちろん、生存や安全を脅かしてくる事には、毅然として対処せねばなりませんが、善悪の物差しは皆違う。

たとえ、悪意を持って攻撃されたとしても、その背景には必ず、そうせねばならない理由があり、その人にとってそれは善意なのかもしれない。

悪意だと決めているのは、受け取った自分の解釈。


すると、少しずつですが、他人の行動に腹を立てる事がなくなってきました。

自分で自分を許せないと思っていた、その基準や根拠が怪しくなってきたからだと思います。

許せない理由ってなんだったっけ?
そんなの、自分のこころの在り方次第じゃない?

自分の中の認めたくない自分がなくなってしまったから、相手の事も認められるようになった。

自分をたくさん愛せるようになったから、相手の事も愛せるようになれた。

自分を愛せる程にしか、他人は愛せない。

今のこの生き方の方が、ずっと気持ちが良い。
あの子が伝えたかった事の、3割くらいは受け止められたかな?

答え合わせが楽しみです。


脱線しますが、昨日美容院へ行きました。
15:00に予約を入れていました。
時間通りに行きましたが、自分の順番が来ない。
予約時間から待たされる事は初めてでした。

私に気を遣い、お茶を出してくれました。
30分程待ち、自分の順番が来ました。

丁寧に謝られ、準備も小走りで少し焦ってみえた。

私は大丈夫ですから、そんなに気にしないで下さいね。
と、声をかけようとしてやめました。

ひょっとして、焦っているのは私にではなくて、その後のご自身の予定が気になっているのかもしれない…。

なら、私はどうしようかな?

私は大丈夫だし、気にしていないよって事を、表情や雰囲気で出すだけにしておこう。

すると、いつも通りの丁寧な施術と接客をしてくれる美容師さんに戻ってくれました。

さりげなく、手を早めながら。


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