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in the sea

「in the sea」という何の変哲もないタイトルの、フリーペーパー(実際にはコピー代がかかるのでフリーではないという矛盾)を発行しました!
あたらしい試みをしてみたくて、紙に印刷された私の文字を読んでもらいたくて、こういう形をとりました。
不定期に続けていこうと思っています。毎月、とか隔週、とか決めても私には難易度が高い。書きたいときに、書きたいものを発行していこうと考えています。

どの号も、お金を取る気はもちろんないのでnoteの方にも全文公開予定なのですが、フォントや文字色、紙をひらいたときの高揚感、いろいろ考えてレイアウトしています。よろしければ、コピー代かかってしまいますが印刷して手に取って頂けると幸いです。

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〇印刷方法
全国ファミリーマートのコピー機にある、ネットワークプリントという機能を使用しています。
※追記
ネットプリントの掲載期限終了しました。
随時あたらしいものを発行していくのでTwitter等ご覧くださると幸いです!

印刷報告、してくださったら飛んで喜びます。TwitterのDMまででも、こちらのコメントでも、メンション付きでSNSにあげてくださっても◎
興味を持ってくれた人の目に触れたらうれしいなと思っています。

ゆっくり、続けていきます。
海の底みたいなこころ、届けます。よろしくお願いします。



以下全文

はじまり
深い海の底にいる気持ち、水底のぼく、ぼくの住んでる小さい宇宙。
不定期に気ままに、水の泡みたいに世に漂わせていこうと思っています。
たくさんのことを試行錯誤しています。普段Twitterの下書きに留めてしまうような掴みどころのないぷかぷかしたもの、そういうものがここに浮かんでくることを願っています。
いつも気まぐれにものごとを始めてみるし、それで中途半端に終わったことも何度もありました。向いていなかったこともたくさんありました。だけど何かを書くことだけは常に続けられてきた気がするし、だれにも譲れないものにできる気がなんとなくしています。私が好きでやっていること、その大半は人生に大した意味を与えてくれなかったけれど、そういうもののほうがずっと愛おしくて大切にしたい。見つけてくれたすべての人に、いつも感謝しています。
初めての「in the sea」は人魚をテーマにしました。あなたの心を海の底に連れていきたい、と思っています。手に取ってくれてありがとう。

にんぎょ

きみは人魚
もうすぐ泡になっておしまい、
そのまえにぼくが食べてあげるね
きみを絶対わすれないように

汐風、きみの髪をからめてゆく
夕陽、照らされてきみ
「泡になってもいいよ」
なんてさみしいこといわないで

きみが泡になってしまったあとのこと
なにもしなかったぼく、ぼくがぼくのこと
ゆるせるだろうか


気が向いたら、どうぞ。そこまでの感情にさせられたなら嬉しいです。