わたしの相棒のお話

 こんばんは、早くもnoteがネタ切れになりつつあるまのです。

 わたしは音楽を聴きながら歩くのが好きで、外を歩くときの相棒は誕生日に買ってもらったウォークマン。14歳の誕生日に買ってもらったウォークマンだけど、今も現役だ。去年の夏に買ったiPhoneはぼろぼろなのに、ウォークマンはびっくりするくらい綺麗なままだ。いや、嘘。表面の塗装が剥がれていたり、カバンの中でこすれたのだろう擦り傷があったり、並みに経年劣化している。それでも、結構いい仕事をしてくれる、そうね、バイト先のお局様なんかより、ずっと。

 最近のウォークマンにどのような機能があるのかは知らないけど、わたしの持っているモデルには、「おまかせチャンネル」という機能がある。「全曲シャッフル」、「アクティブ」、「リラックス」などのチャンネルがあり、ウォークマンに入れた曲を解析して、気分に合わせてぴったりの曲を選んでくれるのだ。加えて、時間ごとに「朝のおすすめ」、「昼のおすすめ」、「夕方のおすすめ」チャンネルが設定されていて、ここでも様々な曲を流してくれる。個人的には「季節のおすすめ」があるともっと嬉しいな、なんて思ったりする。曲調だけでなく歌詞の分析が必要になるから、なかなか難しいかもしれないけど。自分で「夏が始まったら聴きたいプレイリスト」なんてエモーショナルなものを作ったりもしているけど、それだとどうしても恣意的になってしまうのでね。SONYさん、よろしくお願いします。

 「おまかせチャンネル」の魅力はこれだけではない。おもしろいことに、サビの直前から曲を流してくれるのだ。だから、何を聴こうか迷ったときはとりあえず「おまかせチャンネル」を開いてひととおりチャンネルをかたっぱしから覗いてみる。これだけでも楽しい。たぶんスピーカーにつないでこれをやったら、わたしが知る限りもっとも難易度の低いイントロクイズができるだろう。いや、駄目だ。サビの直前から流すとそれはもうイントロではないのでただの曲当てクイズになってしまう。でも、これはこれできっと楽しいので、興味がある方はどうぞ。zoomなんか使って、オンライン曲当てクイズもなかなか楽しいかもしれない。

 今、これを書きながら「おまかせチャンネル」の「ダンスフロア」で音楽を聴いている。ちなみに曲は、「Prince Ali」。去年公開された実写版アラジンで、ウィル・スミス演じるジーニーが歌っていた劇中歌だ。思わず踊りたくなるような軽快な曲、筆が捗る。机の横に魔法のランプを置いておきたい。ちゃんと毎日磨いてあげるから、わたしが作業している横でいらいらしない程度に歌って踊っていてほしい。近所迷惑にならない程度でお願いしたいけど。

 ここまで「おまかせチャンネル」の魅力を書いてきたけど、唯一いらいらするポイントがある。わたしはこいつと一緒に高校入試、大学入試を乗り越えてきたわけだけれど、わたしは熱心な生徒だったので、英単語の発音なんかもちゃんと覚えようとしたわけですよ。単語帳についてくるCDをウォークマンに入れるんですよ、単語帳を見ながら聞くわけですね、とても勉強になっていいんですけど……もうおわかりですかね。

「おまかせチャンネル」、一定確率で英単語のトラック流し始める問題。特に多いのが「ダンスフロア」。ノリノリでアラジンのサントラ聴いていたら、いきなり「unit1~」ですよ? それもめちゃめちゃネイティブなやつ。ディスコとかクラブとか、いわゆるダンスフロアで英単語流れていたら楽しい? 

 わたしは絶対行きたくない。

 

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