やってはいけないこと なんてないってこと
こんにちは。
私が主宰している絵の具ワークショップは自由です。
絵の具を筆洗い用の水に入れて色水の実際をしてもいいし、
描いている画用紙を丸めて、ノリをかけてボールを作ってもいい。
そこから生まれる素敵な作品もあるし、
そこから生まれる後悔や反省という経験にもなるからです。
なので、まず始めに保護者の方には
手出し口出しは厳禁であることを伝えます。
2.3歳で、何をしたらいいかわからないくらいの子どもに対してはお母さんがこんなこと出来るよー、と促すのはOKですが、それでもなるべく別の紙を渡して描いてもらいます。
以前、ワークショップ参加されていた方で、子どもが
「かんせい」と伝えると
その上から、ばーと描き直してしまう方がいました。
その時の、その女の子の悲しい顔は忘れられません。
それまでは活き活きと明るい顔で描いていたのに、
一瞬で、顔は灰色になりました。
当たり前です。
逆の立場で考えて欲しいです。
「かんせい」と言われた後に
「紙の半分しか描いてないじゃない」と言って紙をぐるっと回してこっちにも描きなさいとか
「それなあに?きりん?黄色じゃないんだねー」とか
余計なお世話です。
描き手が「かんせい」と言ったら、完成なんです。
ちょっと熱くなってしまいましたが、
美術くらい、絵画くらい、
自由に出てきた表現をそのまま受け止めて欲しいなあと思うのです。
こうしなさい、ああしなさいが多い中で、
お絵かきという表現くらい、そこから離れた場所であって欲しい。
そう思います。
ありがとうございます! とても励みになります!