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自分の嫌いなところ

先日、私は自分を心底嫌いになった。
仕事先が友人と同じになったからだ。考えてみれば、大して嫌なことでもない。仲もよかったし、楽しい思い出もあった。
何が不満なのだろう。自分の気持ちが分からないのはいつものことだが、黒い感情が身体の内側から溢れ続けていることだけは分かった。

しばらく考えて、ようやくその理由にたどり着いた。
私はなかなか仕事が決まらず、やっとの思いで決まった仕事先だった。
しかし、その友人は他の仕事に就きたいにも関わらず、自分の目標をねじ曲げてここにやってくるというのだ。

必死で手に入れた物を相手は簡単に手に入れ、軽々しく扱っていると感じられたからだ。
自分でも重く考えすぎていることや、心の狭さ、性格の悪さが突きつけられたようで辛かった。

こんな自分も受けとめながら、誰かのために切に生きたいと願う。
私たちは決して綺麗なままでは生きられないのだろう。
誰かの思いを少しでも分かるためには、いろんな自分を知り受け入れることも必要だと痛感した。

好きにはなれない自分も、いつかやってくる困難を乗り越える糧になることを信じて。今日も生きる。ずっと生きていく。

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