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コロナ禍におけるAV業界への支援

2020年1月、新たな年が幕を開けて間も無く世界は一気に変わった。

感染拡大防止の為の自粛要請・緊急事態宣言。読者諸君の環境も大きく変わった事と思う。吾輩自身の生活もご多分に漏れず変わった。外食産業は休業要請が出されテレビの収録などもリモートでの出演が増えた。長期連休中の旅行や帰省も制限され以前のような生活は出来ない現状が今尚続いている。今回は同じように影響を受けているAV業界について一AVファンとして率直な意見を書かせて頂く所存である。AV業界に精通している方が読まれたら只のお節介に感じること間違いなしだがどうかご容赦願えればと思う。

コロナウィルス。急遽人類の前に現れた見えない敵である。根本的な治療薬は2020年7月現在でまだ完成しておらず人類は感染拡大を防止する他、予防策を持てていない。感染拡大を防止する方法は至ってシンプルである。『人との接触を減らす又は接触しない』である。他の病気にも通ずる至極当たり前のこの方法が現在、我々人類が唯一できる方法であるのだが、人類にとってこの『人との接触を減らす又は接触しない』という方法は困難極める方法である。一般企業ではテレワークが推奨されリモート会議を導入することで何とか事業を継続できているところがあるが吾輩が崇拝してやまないAV業界の出演者・製作者の皆さまに置かれては事業自体に関わる大き過ぎる問題である。

TV・Youtube・舞台など他のエンターテイメントにも通ずることではあるが特にAVというエンターテイメントは人との接触を最大の売りとしているコンテンツである。『人との接触を減らす又は接触しない』という予防策とはかけ離れた事業体系である。吾輩は当面、AVの新作というのは業界全体として制作されないのではないかと考えていた。しかしあるAV男優の方のインタビュー記事を拝見する限りでは5月以降は少しずつ制作できる環境体制を確立し少数精鋭で撮影し制作しているとのことであった。いやはや恐れ入ったの一言である。吾輩は常々AV業界に関わる皆さまのインタビュー記事や映像を拝見する際に一般会社員の方々よりずっと体調管理や衛生面に気をつけられていると感じていた。それは制作に関わる方への配慮の表れであると一拝聴者として尊敬してやまなかった。日頃から意識されていたスペシャリストの方々であるから今回の件に関してもかなり徹底しておられると想像に容易い。

ただ先ほどの書いたように制作現場は少数精鋭へと変化しており今までより出演される方や制作に関わる方達は頻度として少なくなっているようだ。そんな環境であってもなお新たなエンターテイメントを制作するその姿勢はまさにプロであり吾輩は感服するばかりである。「仕事だから当たり前」「食べていく為に」こういった言葉で片付けてしまえばそれまでと言われてしまいそうだが、こういった言葉は当人の方達しか言ってはいけないと吾輩は考えている。AV制作に関わる方達への崇拝の想いはまたの機会に書かせて頂くが彼らはコロナ禍で荒んだ我々の心を癒す為に心血を注いでプロとしてAVに向き合っている。

直接お話を聞いた事がない中で吾輩の思いが先行した非常に偏った文章になってしまったことにご容赦頂き、改めてプロに対して尊敬の意を表し作品を楽しむことこそが我々がAV業界へ出来る最大の支援ではないだろうか。

最後になりましたが難しい環境の中でも我々にエンターテイメントを提供してくださっている全ての方に感謝申し上げ本記事を締めくくらせて頂きます。本当にいつも有難うございます。




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