地に足をつけながら。

教員採用試験の受付が始まり、願書を用意する。試験を受けるという実感が初めて自分の中で生まれ、もっと勉強しなくてはとエンジンがかかり始める。時間があれば参考書を開き、バイトの休憩時間にもノートと睨めっこするような生活を送っている。

それを言い訳にはしたくないが、実際大学4年になって忙しくなった。想像の段階では、講義の数も少なく、もっと自由に使える時間が生まれると思っていた。確かに時間は生まれたが、バイトや卒論研究、就職活動などによって費やされてしまう。

気がつくと、最後にnoteを書いたのは約1ヶ月前となってしまった。書きたいことはたくさんあるのだが、言語化するためには相応の時間が必要であり、ゆっくり書くような余裕は今の僕には無いようだ。書きたいと思ったことを簡単に羅列したメモだけが増えていく。

ある日、大学の友達からnote時々読んでるよと言われるようなことがあった。読んでくれていることはとても嬉しい。しかしその反面で、少し恥ずかしいような感覚にもなる。僕の心のうちを、ありのままに書いているnote。大学における僕とは全くの別人が書いたようなものもあるだろう。だからその時は、素直にありがとうということができなかった。

しかし、その友達の一言が僕のモチベーションを上げてくれたのは間違いないだろう。そろそろ書かなきゃなと思わせてくれたのは、個人的にありがたいことだった。

そして昨日、後輩からもnoteについて話をされた。どうやら彼は、僕のnoteを読んでいないという。存在はもちろん知っており、興味はあるようだが、読んだら負けな気がすると言っていた。いったいどういうことなのだろうと、僕は頭を抱えるが答えは一向に出てこない。

その後輩と仲が悪いというわけでもなく、むしろ仲がいい方だと思っている。大学の中では確かに先輩・後輩の関係ではあるが、僕個人としては、弟もしくは従兄弟のような存在に近い。

そんな彼の、読んだら負けという言葉が何故か悔しく、僕は今一度noteを書き始めることを決めた。今日から1日1つの投稿は必ずしよう。とりあえず一週間。どんな他愛のないことでもいいから、言語化することを続けよう。

今日からまた新たな一歩を踏み出そうと思う。内容は薄いけど、今日はこれでよしとしよう。質は量のあとについてくる。これは、僕が大学受験を通して学んだことだった。

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