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1話「ボランティアと無縁の男がポーランドでウクライナ難民支援を始めて30日」

この話は私がほぼリアルタイムで経験している話であり事実です。フィクションではありません。(ポーランド人、ロシア人、ウクライナ人の登場人物のプライバシーを守るため、仮名にすることはあります。)

自己紹介
初めまして。ポーランドにてウクライナ難民の人道支援活動をしております。「海外探検隊」の大( @0611Daikimm )と申します。24歳の職なし、彼女なし、お金なしの男です。

私がポーランドでのウクライナ難民支援を本格的に開始してから、約1か月が経過しました。このnoteでは現地での活動内容、リアルタイムでの活動報告、活動を通して得たこと、感じたこと、人との出会い、恋愛、活動中に逆ナンパされた話、悲しくて大泣きした話などを100枚以上の写真や動画を使いながら詳細に記述します。
普段はTwitterで簡易的な活動報告をしています!

「1人でも多くの方に現地での「リアル」を知って欲しい。」そんな思いで、これからの全ての記事は無料にする予定です。少しでも多くの人この記事が届き、「より良い平和な世の中になりますように」と皆様に再認識していただけると幸いです。

次回からは目次をつけてもっと読みやすい構成になるように頑張ります。アドバイスをくれたら喜びます…笑

では早速、本題へ。

私がポーランドに渡航してきたのは2022年の2月15日、ワーキングホリデービザで渡航してきました。渡航の目的は起業をするため。つまり「お金」でした。
ポーランドという国を選んだ理由は、


1.生活費が日本より安い(実際はそこまで安くないです…笑)
2.治安が良い
3.ヨーロッパ各国へのアクセス、航空券が安い(安く旅行をいっぱいできそう!!)
4.経済が成長している国。
5.インフラが整っている。からです。

正直、どこの国でビジネスをするのかはどうでも良く、「起業をするなら生活費を落としたいよね〜」みたいなノリが最初のきっかけでした。その考えをもとに色々な国を候補を出し、最終的に「ポーランド🇵🇱」を選びました。
渡航前から、ロシアとウクライナ問題はありましたが、「何も起こらないだろ〜」「俺らには何も関係ないだろ〜」と楽観的である種の「平和ボケ」をしていました。(この考えが如何に愚かであったか、後ほど知ることになるとは、誰も考えておりませんでした。)

そんなこんなで、2月15日に🇵🇱に渡航をしました。しかし2月24日、ロシアがウクライナへの侵攻を開始しました。
正直、状況を深刻に捉えておらず、
「すぐ終わるやろ」「早く終わらへんかな〜」「頼むからワルシャワには爆弾こないで」と自分の保身、完全に他人事として捉えていました。この時は、まじで、ウクライナの状況なんかどうでも良かったです。


しかし、私達の考え方を徐々に更生させるできごとが起こります。
ある日、いつも仲良くしていたポーランド在住ウクライナ人とメッセージをしていました。すると、「クレジットカード決済を止められて2日間ご飯を食べれていない」と軽い感じで言っていました。

(私の頭では「???」と一瞬理解できず、「私が心底平和ボケをしている」「日本に生まれ、日本で育つことがどれだけ幸せなことか」と認識しました。)

そこで私は
「それならウチにご飯を食べに来たら?」そこから私達の「小さな手助け活動」が始まりました。この頃、私たちは「手助け活動」をしているとは全く思っておらず、「友達と家でご飯を楽しく食べている。」そんな感覚でした。そんな中、彼女がウクライナでリアルタイムで起こっていることを話してくれました。「家が爆撃で破壊された友人」「爆撃を受けないよう、家の地下に避難して、日常生活を行えない友人」「空腹で泣き止まない赤ちゃん」
そんな話を聴いて、私の「平和ボケ」が如何に愚かな考え方であるかを理解しました。


その後、最初は彼女1人だけだった食事会が2人、3人、10人と増えていきました。彼、彼女達には「お腹空いたら、いつでもココにご飯食べに来て良いからね〜」と伝えていました。


そんな中、3月5日に趣味で「おむすびチャンネル」という生配信プラットフォームに配信者として登録しました。私の認識としてこのプラットフォームは海外と日本を繋ぐ生配信サイト。そのため、海外にいる私たちと視聴者さんのニーズがマッチすると思いました。そのコンセプトとして、街中にいる外国人美女を紹介するチャンネルとして「美女探検隊」(後の海外探検隊)としてTwitterをスタートしました。
初めての配信はこんな感じで、街中を紹介したり、インタビューをしたりしていました。
そんな中、配信中に何気なく困っているウクライナ人の友人に食事を無料で提供する「小さな手助け活動」の話をすると視聴者(通称オムサポ)の方々は私達の活動を称賛してくれました。そして、彼らの後押しもあり、翌日の3月6日にボランティア生配信を始めました。
これが私たちがボランティアを開始するまでの経緯です。

次回は「初めての少し大きなボランティア活動」と「メンバーの紹介」を予定しております。

今後の記事も全て無料で読めるようにする予定です。理由は、少しでも多くの方にウクライナの現状を知っていただきたいからです。
皆様の「スキ」と「フォロー」が間接的にウクライナ難民につながると思いますので、ご協力お願いします。

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