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折れたところは強くなる

昔、僕がうつだった頃、「うつ病は再発しやすい病気」って言葉がすごくイヤでした。
※40代前半の従業員さん達を雇い過ぎていた頃。

その言葉、どの本見ても書いてあるし、医学的にももちろん正しいことは分かってるけど、でも、((なんとかしなきゃ、復活しなきゃ…))と思う自分にとって、((結局また再発するのか。治っても…))と、なんかズッシリ重石になるような言葉でした。
一生これか?性格か??とも思った。

で、そんな憂うつを吹っ飛ばしてくれたのが、その頃見掛けた、松井秀喜選手の『折れたところは強くなる』という言葉。

これ、松井選手がニューヨークヤンキースに在籍していた頃のエピソードなんですが、松井選手は活躍しながらも2007年、守備で左手首を骨折されたそうです。

左バッター、しかもホームランバッターにとっての生命線とも言える、左手首の骨折。
で、一時は選手生命も危ぶまれたそうなんですが、でも人間の身体(骨)って、骨折後に回復すると、骨折する前よりも微妙に1ミリ、2ミリ大きくなって回復するそうです。

そしてその怪我から復帰された松井選手はさらに逞しくなり、骨折から回復して太く、そして強くなった左手首のおかげか?その後もホームランを量産し、ファンやチームメイトにも愛されていった…って話。

もちろん、医学的見解などは分からない。

でも、心が折れてた当時の僕には、そんな医学的見解など、もうどーでもよくて、人間の身体って、折れたところは(回復後)強くなる・・。
心が折れたら回復後、強くなる…って言葉だけが強烈な支え&励みになり、なんとか回復して来れました。

ドラゴンボールのスーパーサイヤ人も、死にそうな目に遭い、そしてそこから回復すると、驚異的に戦闘値は跳ね上がる、そうです。

ま、マンガの話ですが、でも人間でもそーゆうことってありますよね。
苦労上がりの人は強いな~と感じることも、しばしばあります。

心が折れてしまった時は、まずは休養なのですが、でも折れたところは強くなる、の言葉を心からまた信じ、やっていこうと思えました。

そしてちなみに今、その当時を振り返って思えば、いや、あれは鬱とかじゃなかったかもな、単にめちゃくちゃ働いてた(だけ?)だったかもな、とも思いますが、まあ今となってはどっちでもいいです。

もちろん医学的治療や見解(うつは○○)も大事だとも思うのですが、やはり心の病ゆえに、片一方では見方、捉え方を変えてみることも大事かな、と。

心が折れてしまった時は、折れたところは(回復後)強くなる。
人間の身体、そして回復していく力も信じてみましょうね。

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