日記#6 『恋人と恋愛感情』
最近、同い年の人だったり、年上の人達と一緒に恋愛トークをする機会があった。話す人達は様々な経験を経ていて、聞いていて面白かったし、色んな発見もあった。しかしそれに比べて僕にはなんにもなかった。これ言うの恥ずかしいんだけど、異性に対し好きになるという気持ちがいまいち分からなかった。こんなこというと、痛い奴みたいだからすごく嫌だ。中学生の時、「俺、人の気持ちとかよく分からねぇわ」とか言っていた同級生を思い出す。でもそれと違いはない。
付き合いたい!と思ったことはそりゃあるけど、「じゃあその人のどこが好きなの?」とか聞かれると答えられない。顔? 体格? 性格? 思想? どれにも好きなところがあって嫌いなところがあると思う。好きというのは多面性を含んでいて、立方体の様なものなのかもしれない。こっちの面は好きで、こっちの面は好きじゃないみたいな。でもそれって僕にとってはどうも誠実じゃない気がしてならない。この一面は好きだけどこの一面は嫌い、それって本当に好きなのだろうか。全部を含め好きになればいいのだろうが、そんなことって出来るのだろうか。
交際してる人たちって凄い。相手に時間を取らせ、そして楽しませなければならない。僕が仮に付き合ったとして、その人の割いた時間に見合う対価を提供できるのだろうか。ちょっと僕には出来そうにもない。
それが僕の考えすぎで、世間一般と離れていても、考えずにはいられない。
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