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扉(140字小説)

宇宙には不思議な扉がある。
神出鬼没に現れ、なかなかお目にはかかれない。万が一遭遇したら逃げて。

それはワープトンネルの扉。
開けたら最後。高速でどこかに運ばれる。

人体は素粒子にまで分解され宇宙空間を漂うのみ。ね、近づかないで。

送り込みたい人がいるって?
それは聞かないでおくわ。承知よ。



不思議に満ちた宇宙には、想像できないほどの謎があるのでしょうね。少なくとも、一度はUFOを見てみたかった。