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私の読書歴

最近読書の好みが変わったな〜と思うことが増えた。そこで思い返すと私は結構いろいろなジャンルを読んできたので、まとめたら面白いかもしれない。そんな気持ちで振り返ってみる!


小学校入学前

・絵本

幸せなことに物心ついたときから絵本のある家で育った。お母さんが読み聞かせしてくれた記憶もぼんやりある。一番最初に読んだのはたぶん「いないいないばあ」かな。それから保育園や病院とかで絵本を貪るように読んでた。「ぐりとぐら」「そらまめくん」レオ=レオニの絵本とか大好きだった。書いてて懐かしすぎて涙出そう…。

小学生

主に小学校の図書室や近所の図書館で片っ端から読んでた。
外で遊ぶよりも中で本を読むのが好きで、ただひたすら本を読むのが楽しかった。今思えばだけど、現実逃避してたんだと思う。周りの友達と話したり遊んだり、学校で勉強したりするのが面白くなくて。本が友達で先生で、一緒に遊んだり何かを教えてくれる存在だった。本がなかったらどうやって過ごしていたんだろう…笑。

・伝記(漫画も含める)

伝記ってたくさんあるじゃないですか。とある人について書かれた伝記を何冊か読んで、比較するのが好きだった。結構、本によって解釈や書かれていることが違って面白かった。
歴史上の偉人はほとんど読んできた(あんまり覚えてない人もいるけど…)。中でも作曲家たち、クレオパトラ、ジャンヌ・ダルク、ナイチンゲールあたりが好きでよく読んでたな。あれ、女性ばっかりだ。戦国武将はそんなに好んでは読んでなかったかも。

・怪盗ルパンシリーズ

図書室にルパンが全巻あって、たしか20巻ぐらいあった気がするけどめっちゃハマって読んでた時期があった。話もトリックもほとんど忘れちゃったけど、好きだったことはよく覚えている。後にミステリ好きになるきっかけになった作品。ちなみに「ルパン三世」も大好きだった。ルパンのキャラが好きだったのかも。10年くらい読んでないけどまた読んだら面白いかもなぁ。

・児童文庫

青い鳥文庫、つばさ文庫、みらい文庫、ポプラ文庫などなど…。追いかけてるシリーズがいくつもあったけど高校生くらいになってからは続きも気にならなくなってしまったのは少し悲しい…大人になったということかな。「探偵チームKZ」「氷の上のプリンセス」「泣いちゃいそうだよ」「らくだい魔女」「絶叫学級」「1%」など同世代の方は読んだことがあるのも多いのでは!KZだけはまだ読んでる。

・海外の児童文学

「小公女」「赤毛のアン」「ハリー・ポッター」「若草物語」とかめっちゃ読んでた。日本の作品はわりと学園ものが多くてそれも好きだったけど、海外のはファンタジー要素が多めで世界観が好きだった。それは今も変わらないかも。1人で空想したり考えたりするのが好きなのは、絶対にセーラやアンの影響だと思う笑。外国の自然や景色の描写を読むのも楽しかった。いつか世界の児童文学の聖地巡りとかやってみたいな!

中学生

小学校高学年あたりから少しずつティーンや大人向けの本も読むようになった。けれど学校もピアノも忙しくなってきたからか、あんまり夢中になって読んだという記憶はない。中学校の図書室は品揃えが悪くて(小説があまりなかったし狭かった)全然行かなかった笑。最近の日本の小説ばかり読んでいて、海外のものはあまり読まなかったな…。思えばこの時期にもっといろいろ読んでおけばよかった。

・青春、恋愛もの

年頃なのでメディーワークス文庫やスターツ文庫の恋愛小説が大好きだった。たぶん今読んだら眩しすぎる…。でも当時はそんなキラキラした青春や恋に憧れてた。懐かしい〜。
作家でいうと、今でも大好きな住野よるさん、汐見夏衛さんにハマった。あんまり作家読みはしないけど、このお二方は私の価値観に大きく影響していると思う。

・ミステリ

探偵が謎を解決する系の本が好きだった。「さよならドビュッシー」などの岬洋介シリーズや掟上今日子さんシリーズなど。自分でも解決方法を考えてみたりとか伏線を探したりとか、頭を使って読むのが楽しかった。ただ、たくさん読みすぎてだんだん予想が当たるようになってしまった。だから最近は読む機会が減っている。あんなに好きだったのになぁ。それでもたまに読むとやっぱり面白いなと感じる。

高校生

電車で片道1時間かけて通学していたのでその時間に読書していた。高校の図書室は品揃えが素晴らしかったのでよく通っていた。あとお小遣いも増えて自分で本を買えるようになったのも嬉しい。
そしてなんといっても、この頃から小説以外の本も読むようになった。それまでは小説だけが本だと思い込んでいて、他のジャンルの本は読もうとも思わなかった。でも読んでみたら面白くて読書の幅が格段に広がった!
また、スマホを手に入れたことでX (当時はTwitter)で読書垢を始めたことも大きかった。私は周りにそんなに本を読む人がいなかったから、読書垢で繋がった方と本の話ができるのが本当に嬉しくて。おすすめしてもらった本や気になった本を読むことも多かったな。

・歴史小説

日本史も世界史もそんなに興味なかったけど、歴史小説はロマンがあってドラマも濃くて好き。高校生のとき読んで印象的だったのは「革命前夜」「葬送」「王妃マリー・アントワネット」そして本屋大賞にもなった「同志少女よ、敵を撃て」。まだそこまで開拓してないジャンルなのでこれからもっと読んでみたい。同じ理由で社会派小説も結構好き。

・ビジネス、自己啓発

小さい頃は大人の男の人が読むもの、というイメージだった笑。
高校2年のとき、自分って何だろうってすごく悩んだ時期があって。そこで本屋の自己啓発書コーナーで物色したのが読み始めたきっかけだった気がする。ちなみにそのとき読んで救われたのは「自分を変える89の方法」という本。それから思考法とか睡眠・食事の本とかを読むようになった。なるほどと思えるものも多いし勉強になる。

・エッセイ

はじめて読んだエッセイはFさんの「20代で得た知見」という本。当時の自分にとってすごく衝撃で、高校の帰りに何日も本屋で立ち読みで読破した記憶がある笑(大学生になってからちゃんと買いました)。今まで小説しか読んでこなかったから、キャラクターじゃなくて著者自身の考えというものに触れるのが新鮮だった。大学生になってよく読むようになって、買うことも増えた。これからも読んでいきたい。

大学1年生〜

さらに通学時間が伸びて片道1時間半になったのと、定期券内の都会の図書館に通い始めて読書ペースが上がった。その図書館は市内の21の図書館の蔵書を全て取り寄せできるので、読みたい本はほぼ全て読めてしまう。天国か。大感謝。もちろんバイトも始めて本を買うことも増えたのだけれど、図書館で借りて読むことのほうが多い。
こんな感じで私の読書ライフはどんどん充実する。

・純文学

小説好きを名乗ってるけれど、純文学って今まであまり読まなかった。小説には文学的な美しさよりも、共感できるストーリーや読みやすさを重視していたんだと思う。昔は全然良さがわからなかった。けれど大学生になって手に取ってみたら、言葉や文体の芸術性の高さに惹き込まれた。成長したな私。村上春樹や太宰治、また芥川賞の作品などを読んだ。奥が深そうなのでもっと開拓したい。

・SF

これまで全く知らなかったのだけれど、あるXの読書垢さんの影響で読み始めたらハマってしまった。
異世界というか、現実的ではないぶっ飛んだ世界観が大好き。並行世界とか時空を超えてるのとか、よくそんな設定思いつくな〜と驚くばかり。新たな視点を与えてくれる気がする。でもまだたくさん読めてるわけじゃない。日本の作品しか読んでないから海外SFも読みたいな!

・人生論

論じゃなくても人生をテーマにしたような小説とか、ライフスタイルについての本など「これからどう生きていくか」みたいなメッセージ性のあるものをよく読むようになった。人生って何だろうとか生きてる意味とかをよく考えてしまうので…。いろいろ読んで思うけど、人の数だけ生き方がある。それだけ考え方もある。このジャンルに関しては娯楽というより人生のガイドブックみたいな感じで読んでいて、自分の人生に取り入れられないかなと考えながら読む。

・哲学

人生論と似た理由で読むようになった。まだちょっとだけだけど^^
「暇と退屈の倫理学」という本が面白かった。あとニーチェも少し読んだ。哲学は難しいけど、小説とはまた違う奥深さがあるなと思う。時間のある大学生のうちにいろいろ読んでみたい。


ここまで書いてみて、はじめは楽しむ目的で本を読んでいたのが、年齢が上がるにつれて、言葉そのものの美しさに触れたり、読書を通して考えることも好きになったのかもと気づいた。自分の変化って面白い。
本のある人生でよかったと心から思う。これからもたくさんの本に触れて、言葉を知って、考えていきたい!

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