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いろいろな節目の家族旅行

4月から長男が小学校に就学する。妻も社内異動で数百メートル先に勤め先が変わる。僕も同じく社内異動が決まり都内勤務になる。次男は年少から年中へ進級する。大小はあるが、いろいろなことが重なり家族4人とも変化がある4月となる予定だ。


特に長男の変化が一番大きい。小学校に上がると義務教育が始まり、授業という形態になる。家族で一番真面目な長男はきっと今のように平日に休みをとって出かけることはしたくないと言うだろう。
妻と僕は平日休みの混雑が少ないお出かけが好きなので、一旦平日休み旅行納めとして伊豆に行くことにした。


旅行初日は妻が仕事だったので、先に息子達と3人で小田原方面へ電車に乗って出かけた。
いつのまにか息子達との公共機関での移動は大変さが全くと言って良いほどなくなっていた。身の回りのことができるようになるにつれ、荷物も少なく済むようにもなり身軽にもなった。
一つ先の駅への移動でも四苦八苦していた頃に戻りたいとは思わないけど、とても懐かしく感じた。

夕方には仕事を終えた妻と合流して宿へ向かった。息子達の希望で温泉とバイキング制の食事がある宿を予約していた。

バイキングは子ども達にとって大きな楽しみの一つになっているようで、食事のたびにテンションが上がっていた。チョコレートファウンテンを見た時は我が子ながら可愛すぎるなと思ってしまった。

お米やパンといった炭水化物を中心とした内容の次男、あらゆる卵料理を一通り食べる長男、和洋をバランスよく織り交ぜる妻、ローストビーフと寿司攻めという偏ったチョイスの僕。
バイキングの内容は個性が出ていて、それを見ているだけで面白かった。

翌日は水族館に行ってイルカショーを観た。イルカと息を合わせてダイナミックな演技をしていくインストラクターの姿を見て

「練習したらあのお姉さんみたいになれるの?」

と目を輝かせながら息子達が聞いてきた。
「本当になりたいと思ったらなれるかもしれないね」と伝えた。
こうやって本物を観たり体験することで、様々な選択肢があることを実感することは子ども達にとって、とても大事なことだと思っている。
何より憧れを抱く対象が親だけでは限界があるし勿体無い。

本来は水族館とバイキングのある宿がメインで終わるつもりだったが、長男がどうしても富士サファリパークに行きたいと言ってきた。
平日休み最後かもしれない旅行と銘打っていたこともあり、妻と相談した結果、叶えてあげようとなった。

パーク内の動物達はやはり普通の動物園より自然な姿を見せてくれて、息子達も物珍しそうに観察していた。
でも結局、サファリパーク内を運転していた僕が一番楽しんでいたかもしれない。あのワクワク感は運転手しか感じられない特権だ。

こうして平日休みの家族旅行は終わった。
3月という節目の雰囲気も相まって、なんだか息子達の成長を至るところで感じる旅だった。

こうやって家族揃って旅行に行くことも少しずつ減っていくのかもしれない。そんな楽しいかけがえのない思い出も、記憶力が弱い僕はどんどん忘れていってしまう可能性が高い。
でも、こうやって写真を残しておけばいつでも思い出せる。

やっぱり写真って良いものだと思った。

最後までお読みいただきありがとうございます。

サポートは全て息子たちの何かしらの経験に使わせていただきます!感謝です。