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備えと諦めの境地


能登の方で被害の大きい地震が発生しました。

日本列島はどこにいてもいつでも地震に遭遇する確率が高い国です。

3日間は自助で生きていける備えをせよ、となっていましたが、2週間経っても援助物資が届かない地域があり、3日どころでは無くなっていますが、それは地震だけの影響ではなくて、場所とタイミング、つまり半島と冬だったということも影響してます。

さて、ではこれを教訓にして2週間分の備えをせよ、となるでしょうか。

おそらくならないと思います。無理、だとは言いませんが、特に首都東京で2週間もの間、援助物資が届かない程の災害だと、おそらくほぼ日本終わっている状況ですから。

とあるYoutube動画で、何故日本人は核シェルターを作らないのだ、という疑問に、日本に今度核爆弾なんて日本に落とされたら、核戦争なんか起きたら人類は終わり、生き延びられるとは誰も思っていない、だから作らない。これが核爆弾を落とされたらという想定の国の人間と実際に落とされた国の人間の実感としての違いではないかと。

今回は地震と半島と冬、でしたが(津波は地震と表裏一体なところがあるので除外)
例えばこれが最近だと超大型台風と地震、観光地人出ピーク時と地震、線状降水帯発生時と地震、など複合的に起きて被害が甚大になる可能性はいくつも潜んでおります。

ここまで心配するともう何も出来ないし、生きている方が奇跡という状態になっていきます。

必要最低限の備えとしての「3日間」の自助で、それ以上援助物資の届かない状態というのは備えと諦めの境地なのかもしれません。

被災した方々に心よりお見舞い申し上げます。


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