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型にはまらない私の誕生

結論。
丸井グループに長らくあったルールを変えること・新たにつくることを経験させていただいたことで、これまで私自身が考えていた「良いプロダクトを生み出すために必要な価値観」がアップデートされました✨というお話です。


ご挨拶が遅れました。川上です!こんにちは!今年も元気によろしくお願いします!🎍


アジャイルな体制になって日々学びとカイゼンを繰り返すことができている有り難い環境のお陰なのか、毎日が本当に早く過ぎていくので、記憶の新しい今を大切にさまざまな出来事を記録として残していきたい所存です。今日はやや真面目モードです。



ユーザーインタビューまでの軌跡

ユーザーインタビューの計画~実施までに起こった出来事と、その過程での気づきや学びをわたし視点でまとめさせていただいたものになります。
そして今回のお話は、すべての過程において数えきれないほどの多くの社員の皆さまにお力添えをいただきました。ご協力いただいた皆さまに、改めまして心から感謝申し上げます。


1.ユーザーインタビュー実施の手前で立ちはだかった大きな壁

わたしのファーストミッションは、ユーザーインタビューを社内で実施するためのルールを正しく知り、チームに共有しながらそれを先導していくことにありました。
が、なんと・・
「リアルでのユーザーインタビューは前例がない」というまさかの事実が明らかに。
正確にはこうです。

 ● 1対1かつ本社で実施される対面インタビュー
 ● ビデオカメラを設置したレコーディング可能な状況
 ● WEB視聴が可能であるオブザーブ環境が整った状況

この条件下で実施されたユーザーインタビューの前例がありませんでした。

理想のユーザーインタビューの姿

個人的にはどの部署も実施していない理由も気になり、社内の持てるパイプを駆使してなぜ前例がないのかひと通りヒアリングにも動きました。
理由はさまざまでしたが、ひとつ引っかかったのが「企業においてなにかを変えることって難しいしエネルギーがいるよね」みたいな声。うーん。

ちなみに当時は、こういった条件が満たされている状態でインタビューを実施できることが、世間一般的にはよくあるパターンということも知りませんでした。
ついでにカメラもマイクも持ってない。どこの経費(?)でどうやって買うの?という超初歩的な段階からのスタートで、明日からにでもインタビューを始めたいのに、かなり絶望的な状況です😭


2.そもそもなぜ“リアルで”“レコーディングありきで”必要なのか考える

前回の記事で少しお話させていただいたように、私たちは現在アジャイルでプロジェクトを進行しています。
初期仮説をもとに作成したアプリのプロトタイプをユーザーが実際に触って、フィードバックをいただいて、そこで得られた示唆をもとにさらに変更を加え、再びユーザーに触っていただき・・・・という仮説検証を繰り返しおこないます。

例:1週間のサイクル

リアルでの温度感を掴むことももちろん大切ですが、実際にプロトタイプを触ってもらっているときのユーザーの行動や発話を正確に記録して、その後の分析に活かすことがとても重要です。
つまり、お客さまへより良いプロダクトを届けるためには“リアルで”“レコーディングありきで”ユーザーインタビューを実施する環境をつくらなければならないということになります。
今あるルールの中でできることを考えるのではなく、やりたいこと・やるべきことを軸に、ルールそのものを変えていくというマインドが「なぜ」を考えることで醸成されました。今こそ革新のとき!(やるぞー!)


3.ルールを考える前にまずは味方をつくる

(『味方をつくる』=『共感の輪を広げる』に近いかもしれません💡)

目的が明確になったら、それを社内のステークホルダーへ伝えていくことが次なるミッションでした。
とは言ってもわたし1人の力では限界がありそう&よりスピーディーに進行すべきであると考え、まずは身近にいる頼れる先輩社員へご相談してみました。
「●●な理由で、●●をやりたいのですが何から始めたらいいでしょうか?」

その後いただいたヒントをもとに、各ステークホルダーへなぜこれをやる必要があるのかを丁寧に、熱心にお伝えしたうえで、そのためにわたしにできることは何か?という投げかけを早い段階でおこないました。
新しくルールをつくるためには、やはりそれなりにパワーも必要ですし、セキュリティやコンプライアンスなど、あらゆる領域における知識も必要です。

自称Helpの輪

大変有り難いことに、お声掛けさせていただいた社員の方々から新たな社員の方々への協力要請などもあり、あらゆる部署へ今回の話が広がっていく過程で個人としての動き方含め、それぞれの部署において短期的にやるべきこと/中長期的にやるべきことが明らかになっていきました。
その後も、協力するよ!と名乗り出てくださる心強い味方が現れたりと、多くの方の知識や温かいサポートのお陰で新ルール策定を叶えることができました。
ルールに関する詳細はここでは割愛しますが、取り組みに対する共感の輪を広げることに成功した結果が、理想のユーザーインタビューの実現に繋がったと感じています。

今回の取り組みや新ルールを今後社内に波及していけるように、会社のナレッジとして正しく残していくことがお力添えをいただいた皆さまに対してわたしができるせめてもの恩返しだと考えています。


まとめ

“なぜ”それが必要なのか、あらゆる場面で問われる“なぜ”を突き詰めて自分の力で言語化することの大切さと、お客さまへより良いサービスを提供するためには、時には会社のルールを見つめ直すことも必要であるということに気づかされました。
前提として、すでに確立しているルールに従うことはもちろん大切なことであり、ルールは守るべきものです。
しかし、状況やさまざまな変化に応じて、すでにあるものをさらに良くするという選択もまた大切である、ということを誤解の無いように記しておきます。

日々の業務は何のために誰のためにおこなっているのかを考えたときに、その延長線上にはいつも必ず『お客さま』がいます。
そのお客さまのためにすべき選択が、“勇気を伴う変化”であったとしても、わたしは迷わず先頭に立って旗を振れる存在になりたいです。

祝🎉「型にはまらない私の誕生」😄


最後に

ユーザーインタビューが絶賛進行中ですので、次回はユーザーインタビューを通して学んでいることについて書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

プロジェクトメンバーの記事も続々公開中!


μTune出演させていただきました♪

今週より全3回、毎週配信予定です!
アジャイルをスタートしてからのチームの変化・個人の変化についてお話させていただいております!(2023年2番目に緊張しました💦)
是非ご視聴いただけますと嬉しいです😊

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