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頑張れ!たまご丼マン

アンパンマンにたまご丼マンというキャラがいます。
このたまご丼マン、カツ丼マンによく小馬鹿にされます。
カツ丼マンはカツ丼が丼物の中で1番と思っているのでカツが入ってないたまごだけの丼なんて(プッ
という感じで馬鹿にするのです。

たまごがなければカツ丼になれないお前がたまごを笑ってはいけない。
たまごを笑う者はたまごに泣くぞ。
あと多分単価が高いのはうな丼マンだからな?
国産のうな丼食べるのって勇気いるんだからな?
などとカツ丼マンに悪態をついてしまいます。
たまご丼マンが出てくる回は基本的に、

カツ丼マンにディスられる
→たまご丼マン傷心の家出する
→ジャムおじさんetcが玉子の魅力を語る
→僕は僕でいいんだ!(自己肯定感復活)
→たまご丼って美味しいね!フフフ!

です。毎回です。
先日録画していたアンパンマン(たまご丼マン回)を見ていたら、いつも通りカツ丼マンに小馬鹿にされたたまご丼マンが出奔していました。
出奔したたまご丼マン、ジャムおじさんのたまごサンドによりたまごの美味しさを再認識します。

そうだよ。たまごって美味しいんだよ。栄養満点じゃん。子どもにご飯食べさせて、昼寝させて、いざ自分のお昼ご飯食べようってなっても作る気力も食べる気力もなくて、もう卵かけご飯でいっかーだって栄養あるし。食物繊維ないなー、あ!納豆入れよう。発酵食品だし食物繊維と植物性タンパク質入れれば完璧じゃん?

なんて台所で立って卵かけご飯を食べる主婦は私です。

そんな物思いにふけりながらたまご丼マンを見守っていたら、息子が一言。
おかあさん、たまごどんたべたい
珍しくリクエストが出た。
ならば今日のお昼ご飯はたまご丼にしよう。

……どうやって作るの?

え、まって、そもそもたまご丼って何?
あいつ何でできてるの?
ウィキペディア先生!

……ああ、鶏肉がない親子丼なのね。なるほど。

適当に麺つゆやらみりんやら酒やら入れて割下らしきものを作ります。
煮立たせて溶いた玉子入れておわり。

え、おわり!?これだけ!?
なんてシンプルなんだたまご丼…

なんか申し訳ないので冷凍ほうれん草をチンして加える。見栄えだけならええやんけ。
さぁ息子よ母の渾身のたまご丼だ。ボナペティ。

おいしーい!

よ、よかった…おいしかったらしい…。
私もついでに自分の分を作って食べてみました。

え、美味しい!美味しいじゃんたまご丼!
馬鹿にすんなよカツ丼マン!
たまご丼めちゃくちゃ美味しいじゃん!
何これ何これハマりそう!
いや、でも、美味しいけど私この味知ってる!
懐かしい、安心する、いつ食べても美味しい、
なんだっけ…


あぁ、卵かけご飯だわ。



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