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年賀状、卒業します

年賀状は出すのも貰うのも好きです。
家族全員が映った写真を使うのが私のこだわりでした。

子どもの頃から「子どもの写真だけの年賀状はいかがなものか」という両親のボヤきを毎年聞き続けてきましたが、大人になってからその意味がなんとなく分かりました。

自分がもらう分には気にならないのですが、いかんせん妊活中の友人にはやはり憚られます。
新年の挨拶は家族全員写った写真がまぁ無難だよなぁというのがここ数年の結論です。

宛名の印刷設定がめんどくさいので宛名は手書きで書いていました。
そして一言メッセージ。
普段あまり字を書くことがないので「字ヘッタクソだなー」なんて思いながら、でも送る相手のことを考える時間はとても楽しかったです。


そんな年賀状を、来年は出すのをやめました。

理由はありません。
あえて言うなら、なんかもういいかな、という完全に個人的な感情です。

毎年毎年11月の後半くらいから「あーそろそろ年賀状考えないとなぁ」と頭の片隅で意識するようになります。
で、結局12月半ばあまりまでまぁまだいいっしょって余裕こいてたらもう20日で、わぁもうすぐクリスマスだぁ(*´∀︎`*)ってしてたら
はっ…えっ…年賀…状…?
ってなるのがお決まりパターンです。
毎年繰り返してます。毎年。学習能力の低さよ。


そんな年賀状ライフに変革をもたらしたのが、2年前初めて出した喪中ハガキでした。

夫の家系は短命家系です。
結婚した時には、夫の祖父母世代は祖父1人だけが存命でした。

かたや私はびっくりするくらい長寿家系です。
父方母方どちらを辿っても長寿。
別に健康に意識高くもない、酒量は少なめかな?程度なのですがとにかく長寿。
全員90越えてます。

しかし2年前、夫の1人残った祖父と私の祖母が同時期に亡くなりました。
夫は数年前叔父も亡くしており、身内の葬儀が20代の頃から断続的に続いています。
そして私は、身内が亡くなったのは小学生のとき曽祖母が亡くなって以来。

喪中ハガキを出すのは初めてです。

年賀状よりも早めに、11月中に手配して送付しました。
年が明け、年賀状はほぼ企業からのみ。
ちょっと寂しいけどまぁ喪中だしね。
来年からはまた色んな人の年賀状が届くだろう。

と思って迎えた今年の正月。

年賀状が激減しました。

私自身がそうなんですが、年賀状ってその年来た分を取っておいて、年末に来た人に書くってスタイルの人が意外と多いのではないでしょうか。
マメな人はデータで管理してるかもしれないけど。
去年私からの年賀状がないことで、今年年賀状を送るリストから私が漏れたのでしょう。
それまで50通ほど来ていたものが10通ほどに減りました。

まぁ確かに11月に喪中ハガキ受け取っても、2ヶ月後に年賀状もらうまでちゃんと管理して取っておくって難しいよなぁ…。
年賀状が来たのは普段から連絡を取り合う親友と親戚だけ。

そう、普段から連絡を取り合う人だけ。

もうメールでよくない???


年賀状だけの相手との交流や年賀状ならではの楽しさは確かにあるのですが、なんかもういいかな、という気持ちになりました。

年が明けたら年賀状をくれた人にはメールで新年の挨拶と年賀状を卒業したことを伝えようと思っています。

ちなみに夫は独身の時から「虚礼の廃止!」と言って年賀状を全く出していません。
潔すぎだろ…と思っていましたが、なんだかんだ私も来年から卒業します。

でも何年か経って書きたくなったら書こうかな。
なんちゃって。



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