お探し物は図書室まで
青山美智子さんという作家の本は優しい。
うがった見方をすれば、出来すぎている。
でも、私は本の世界は出来すぎていて、現実でありそうだけど、中々ないくらいの方がいいと思っている。
現実離れしている作品もいい、実際に会った話を基にしている本もいい。
でも、日曜日の昼下がりにちょっと暖かい気持ちになりたいときは、現実の少し先の話が良い。
私はまだこの本を完読できていない。
その中の一章を読んで、私はnoteを書いてみようと思った。
内容は実際に読んでみてもらうとして、、ある一章を読んで思ったのは、私たちは、ないものねだりのメリーゴーランドに乗っているのだなと。
結婚をしている人や子供がいる人、反対に独身の人。
周りの家庭環境、仕事環境、生活環境、友人関係、、挙げればきりがない。
私は、同じ状況に見える人でも決して同じではないことを知っている。
だから、周りを羨ましいと思っても、子供をレンタルするわけにもいかないし、結婚相手の性格を完全に好みにすることは難しいし、一人の孤独をちょうどよく解消することはできないことも知っている。
結局面倒くさくて独り身を貫いている私も、めぐり逢いがあって結婚をすることや子供に恵まれることがあるかもしれない。
きっと、今の自分、独身の自分のことは忘れて、羨むのだと思う。
でも、私はまだ結婚や出産を現実的には思えないし、出産に関してはもう高齢出産の年齢だし、現実にはならなさそうだ。
私は私でこの道を選んでいるし、結構気に入っている。
心の奥底は、まだコントロールしきれていないし、とどのつまり本心ではないのかもしれない。
ただ、この本を読んだとき、めぐりあわせってあるんだよなと思った。
私は直情的だから、うまくいかないことも多い。
めぐりあわせを待つことができないのだ。
その分、2周回ってめぐり合っていることもあるかもしれない、と思う。
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