Ubuntu カーネルを5.15系統にしたら画面が真っ暗なままになるバグがMacBook Air (11-inch, Early 2014)でも発生するか雑に検証する



前回

今回の検証

ネタ元

gnome-shell 42.9 Wayland sessions fail to start on Intel 12th gen or later if running 5.15/5.17 kernels

自動翻訳>
5.15/5.17 カーネルを実行している場合、Intel 第 12 世代以降で gnome-shell 42.9 Wayland セッションの開始に失敗する

https://bugs.launchpad.net/ubuntu/jammy/+source/mutter/+bug/2026887


カーネルを5.15系統に変更した後、画面が真っ暗になるのはこれが原因らしい。


このバグは、MacBook Air (11-inch, Early 2014)でも発生するか検証する。
今更10年も前の機体で雑に検証しようなどという人もそうはおるまいて。


gnome-shell 42.9 Wayland sessions

ってなんやねん。検証に進む前に確認しておく。

なるほど。

Intel 12th gen or later で 5.15/5.17 kernels が走ると、デスクトップ環境の設定管理や描画がコケる=fails to start (black screen)、画面が真っ暗になる、というわけですね。

検証前仮説

MacBook Air (11-inch, Early 2014)ではこのバグは起こらないのではないか。


MacBook Air (11-inch, Early 2014)のプロセッサはIntel Core i5である。

MacBook Air (11-inch, Early 2014) - 技術仕様

プロセッサ
1.4GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大2.7GHz)、3MB共有L3キャッシュ

オプション:1.7GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.3GHz)、4MB共有L3キャッシュに変更可能

https://support.apple.com/kb/sp699?locale=ja_JP


2014年ということは、Haswellアーキテクチャを採用した4世代目のIntel Core i5プロセッサを搭載しているのかな、たぶん。
(この辺よくわからないので調べながら書いている)

今回のバグが発生するIntelの第12世代のマイクロプロセッサであるAlder Lakeは、2021年10月27日に発表され、2021年11月4日から発売されたようである。
(wikipedia調べ)


https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/sku/80817/intel-core-i54460-processor-6m-cache-up-to-3-40-ghz/specifications.html

とにかく、今回のバグは「Intel 第 12 世代以降」で発生するようなので、Haswellアーキテクチャを採用した4世代目のIntel Core i5プロセッサを搭載しているMacBook Air (11-inch, Early 2014)では、このバグは該当しない気がする。

しかし、実際のところはよくわからない。

そういうわけで、実際にレッツトライ。

検証結果

先に言っておくと、MacBook Air (11-inch, Early 2014)で、カーネルを5.15.0-25-genericに変更してもfails to start (black screen)にはならず、通常通り起動することができた。

他のバージョンは知らない(5.15.0-25-genericで確認して気が済んだので他はやってない)

検証手順

5.15系統のカーネルに変更して、fails to start (black screen)になるか確認する。


現在のカーネルを調べる

uname -r
スペル間違ってたら教えてくれるGPTさん

インストール済みのカーネルを調べる

5.15/5.17があるか調べる。

dpkg -l | grep linux-image−5
無さそう。

インストール可能なカーネルを調べる

apt-cache search linux-image-5
5.15あった

カーネルをインストールする

今回は 5.15.0-25-generic をインストールしてみます。


sudo apt install linux-image-5.15.0-72-generic linux-headers-5.15.0-72-generic linux-modules-extra-5.15.0-72-generic


sudo つけずにapt install してみたらダメだったの図。


カーネルがインストールされているか確認する(インストール済みのカーネルを調べる 2度目)

既に打ったコマンドは矢印キーの上ボタンで呼び出すことができる。

5.15.0-25-generic がインストールされた

この時点でsudo rebootして、起動後にuname -rしたがカーネルは変更されていなかった。ので、ブート時のカーネルを変更する。


ブート時のカーネルを変更する

sudo vi /etc/default/grub

このコマンドでviエディタでgrub設定を書き換える。


GRUB_DEFAULTの項目を書き換えた

vi エディタは癖があって毎回 ヴィッてなる


さーて、これでrebootしたらどうなるかな、ワックワク。

……..。
普通に起動できましたね。
カーネルもちゃんと5.15になってる。


そのほかのバージョンで試してみてもいいのかもしれないけど。
つかりたので今日はこの辺で。

チップとUbuntuの関係性、チップの仕組み、その辺がよくわかんないなあ。

しっかし、noteはマークダウン使えないので、つらみが増してきた。
Zennにすっかなあ。
noteは慣れてて、スマホからも書けるし、気楽なところは良いんだが。
うーん。

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