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旧友からの帰省要請 ~近況とバックグラウンド~

「〇〇(本名)君の近況が心配です。一度地元に帰省して僕らに顔を見せてください。」

中高以来の友人Tからこんな連絡があったのは去年の秋頃だっただろうか。皆さんは家族でもない人間からこんなことを言われたことはありますか? 確かに毎年年始にある部活のOB会には卒業以来1度も顔を見せていなかったが、正直自分だけではないと思っていたし、首都圏にいる君たちとは違って北の大地から帰郷するのは金銭的にも時間的にもハードルがあるんだぞ。と言いたかった。                           勿論、Tが他に多くいる部活同期の中で特に自分だけを気にかけてくれていたのならそれは嬉しいことだが。

さて、僕は一体なぜ旧友からまるで母親のような(母にも言われたことない)小言を言われなくてはいけなかったのだろうか。ここ数年の大学生活などを振り返りつつ簡単にお伝えしようと思う。

はは

おはようございます、ひうらです。                  実は先にアップしたい記事が完成しているのですが、その前に僕の記事について予備知識?を持ってほしかったので急遽「旧友からの帰省要請 ~近況とバックグラウンド~と題したこの記事を書いている次第です。

さて、「ここ数年の大学生活」と書いたが、僕は進学以来ほとんどまともに大学に通ってない。もちろん留年している。1浪を経て、僕が大学に入学したのは2017(平成28年)の事だ。この春で4年目の春を迎える。本来なら今頃は就活や卒論に明け暮れているのだろう。しかし、僕は今日も呑気に家(寮)に籠ってこんなしょうもない記事を書いている。笑)留年と休学を重ねた結果、3年を経て尚僕の学年は1つとして上積みされてない。留年に至った経緯やその後についてはここでは割愛する。(後日また記事にするかもしれないし、しないかもしれない。)

僕はこの3年間を恵迪寮(けいてき)という北海道大学構内にある寮で過ごしている。そしてこの寮がまた面白いこと楽しいことの目白押しなのである。そんな日常に心酔した僕の足が大学から遠のくまでにそう長い時間を要しなかった。というのが留年の大雑把な経緯。僕の生活の大半を占める寮について少し知って欲しい。

スクリーンショット (34)

この寮では「自治」というものを行っている。管理人や寮母などはおらず、「自分たちの生活を自分たち自身で規定していこう」という考えの基に話し合いを通して意思決定をすることだ。例えば門限などはないが掃除はシフト制で行うことが決められている。寮で共同購入した物品(工具からコピー機や高性能ミシン、アンプなど高価なものも多くある)は寮生なら誰でも使うことができる。こう聞いて自由でいいなあと思っただろうか。案外そんなこともない、とだけ言っておきたい。寮運営を学生だけで行うことは口で言う以上に大変なことだ。その分やりがいも得られる経験も段違いではあるが。恵迪寮についての詳細は自身でググってほしいのだが、自治会のHPやブログがあるので覗いてみては?

http://keiteki.main.jp/

そんな寮には独自の文化が多く息づいている。まだ学生寮が全国的にも一般的だった時代の名残を色濃く受けていると言えるだろう。また、寮歌を今日も毎年作り続けているただ1つの寮である。(かつては全国の学生寮で作られていたが、時流に合わないとして次第に作られなくなっていった)今も多くの寮歌が歌い継がれている。僭越ながら僕も一昨年、昨年と寮歌を手掛けている。この後にアップする記事はこの「寮歌」に関するものだ。

また、寮運営を学生の手で行っていると紹介した。その中心が執行委員会という組織だ。僕自身も2回執行委員を経験している。そして昨年は寮長にも立候補した。残念ながら選挙で負けてしまったのだが……。そんなこんなで寮運営を通して考えたこともいづれ何かの形にしたいと思う。

ここまでずっと寮の話しかしていないが、この記事はこのまま終わろうと思う。なんせ大学の講義から得たことは皆無に等しいのだから。笑)3年間大学に通わずに寮で過ごし続けるなんて、恐らく普通の人では考えられない時間の浪費なんだろう。

でもこれが旧友Tへの返答であり、(大分端折ったが)僕の3年間だと思う。




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