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🍀幸せのヒント・その6

☆ポジティブ心理学の学びのシェア


~セルフコンパッション~

大切な人を思いやるように自分のことを思いやること。


みなさんは、自分を大切にしていますか?

意外とできていない人が多いのではないでしょうか?


私はできていません。

体調管理もその一つ。
私は半年ほど体調不良が続いています。
先日から歯も痛み出して、泣きっ面に蜂です。

心と体はつながっているので
自分の体も
いたわってあげないといけないなあと
あらためて思っているところです。



**********************


セルフコンパッション:
3つの要素とフレーズ



1)マインドフルネス
ネガティブな気持ちを悪いものとしないで受容する

現状への認識を促すフレーズ
「今私は〇〇な気持ちを感じている」


2)人間としての共通性
私だけではない、人間だもの

人間の共通性に関するフレーズ
「〇〇な気持ちを感じるのは、人間の共通している」


3)積極的な優しさ
責めるのではなく優しい言動を

自分をいたわるフレーズ
「大変な中よくがんばっている。
今の私の幸せのために
自分に何をしてあげられるだろう。」
→その言動をする

ニューヨークライフバランス研究所松村亜里先生の資料より引用


* * *


◇ネガティブな感情を受け入れるメリット


セルフコンパッションが高い人は
不安や抑うつ症状が下がり
身体的ウェルビーイングも高まるそうです。


”自分で自分を抱きしめてください”

それだけでオキシトシンが出るそうです。


それから
人に「助けて」と言えることも大事で
良好な人間関係ももてるようになるそうです。


* * *


ーある実験の話ー



難しい試験で悪い点でおちこんでいる大学生に

①点数が取れなかったのは、あなただけじゃないですよ。
②この大学に入れたんだから大丈夫ですよ!

という声かけで
どちらの学生が、その後勉強するようになったか
調べたそうです。

どちらだと思いますか?







①だったそうです。

①は「なぐさめ」
②は「はげまし」で
どちらもよさそうですよね。

どちらも相手に良かれと思って
発しています。

でも、強い勇気づけや励ましよりも
優しい慰めの方が
傷ついた心には効くんですね。


* * *


これを書いていて
一つ思い出したことがあります。

昔、見た目も話し方も優しくて
子どもたちが吸いよせられていくよう人なのに
自己肯定感が低くて
ずっと自分を卑下する言葉を発する友人がいました。

その友人は
とても素敵な人なので
もっと自分に自信を持ってほしいと思った私は
②の励ましをしてしまっていました。
確かに、そのころ私がどんなに励ましても
その人の自己肯定感は上がりませんでした。

癒し系と思われて
癒されたい人が近づいていくけれど
一番癒されたかったのは
本人だったのだと思います。

今は結婚して子供もいて
幸せに暮らしているようですが
もし、また似たような人に出逢ったら
「はげまし」より「なぐさめ」の言葉を
かけたいと思います。


* * *


セルフコンパッションは
人に対してだけでなく
自分自身にも、とても大事なことです。


◇なぐさめる



自分を責めるとストレスホルモンが出て
慰めるとオキシトシンが出る
そうです。

自分を責める癖がある人は
練習が必要です。

失敗したときに、自分を責める人は
だれかから責められる前に自分を責めておいて
自分を守ろうとするんだそうです。

それよりも
自分を許せた人の方が次に進めます


* * *


◇慈悲の瞑想


勉強会ではセルフコンパッションを高める行動習慣として
LKMという瞑想を体験しました。

LKM=Loving-Kindness Meditation
=慈悲(慈愛)の瞑想

慈悲の瞑想 基本のフレーズ
(あなたが)安全で守られますように。
(あなたが)健康でありますように。
(あなたの)気持ちが安定しますように。
(あなたの)夢が叶いますように。
(あなたが)幸せでありますように。

ニューヨークライフバランス研究所松村亜里先生の資料より引用



私は亜里先生の落ち着いた豊かな声が好きです。
(心地よくて寝てしまう人もいましたけど)


インターネット上にも
「慈悲の瞑想」で検索すると
たくさん出てくるので
興味がある人は試してみてください。




ちなみに
マインドフルネスの瞑想をしたことがない人は
先に呼吸法を丁寧に解説している動画を
探したほうがいいかもしれません。


* * *


心に残った言葉



最後に
勉強会に参加している人からの言葉で
心に刺さったことを記しておきます。


”セルフコンパッションを高めて
哀しみと共にいる勇気」をもつと
レジリエンス(ストレスに対応し回復する)力も高まる。”


私に必要なことだと思いました。

実は昨年あいついで両親を亡くした喪失感を
今も引きずっています。

でも、それは自然なことで
無理に忘れる必要もなく

哀しみと共に生きていくことが
人生
なんですね。



光と影


人は哀しみを知ることで
少しの光に希望を見出し
日々の小さな幸せを感じることができる。


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