ちょっとびっくり!小林一茶の辛すぎる人生【和樂web】
私が小林一茶に興味を持ったのは10年以上前、『まんが・俳句入門』を読んだことがきっかけでした。当時、小学生だった息子たちが児童図書館で借りてきたもので、親しみやすいマンガで季語や定型の説明があり、最後に松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶という有名どころの句と生涯がストーリーマンガで描かれています。
中でも小林一茶の句は、
「我と来て遊べや親のない雀」
「やれ打つな蠅が手をすり足をする」
など、小さな生き物へのやさしいまなざしが感じられ、息子たちも私もほのぼの。
ところが……
続けて一茶の生涯を読んでみると……
幼年期には継母からの虐待。
結婚後、生まれた子は次々と死去。
年若い妻にも先立たれ……最晩年には大火事に遭い……
「な、なんでこんなに不幸ばかりが続くかなあ……」
読んでいるだけで辛くなるような一生。
けれどそんな日々の中、一茶はほのぼのと温かな句を詠んでいるのです。
今回、「和樂web」にて小林一茶の生涯の記事を書かせていただきました。一茶の句について、私なりの考えも書いています。
江戸時代の後期を生き抜いた一茶の心を感じていただけると嬉しいです。
神社仏閣をとりまく鎮守の森を守りたいと思っています。 いただいたサポートはその保護への願いをお伝えし、参拝の際、奉納させていただきます。