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知人と距離を置く

私の知人で、いつも職場や友達の悪口を言っている人がいる。
そしていつも「忙しい。」と話す。
全ての行動の言い訳が「忙しかったから。」である。
結果から言うと、そんな彼女との関係を続けるのが嫌になった私は、距離を置くことにした。他にも色んな理由はあるのだが、彼女に対しての愚痴を書き綴りたいのではないのでやめておく。
じゃあ何を書きたいかと言うと、彼女はどうしてそんな風に生きているのか、私はなにがそんなにも嫌だったのか、分解してみたくなったのだ。

彼女に最初に出会ったときは「店長が私に酷いことをする。店長が早く変わって欲しい。」と常々言っていた。
私は親身になり、その悩みを聞き、解決法を答えていた。
一年くらいが経ち、みごと店長は異動になった。もう、職場の愚痴は落ち着くかと思ったが、今度は「人が足りない。」や「バイトが使えない。」などすぐに次の悪口になった。
そして今度は過去の話まで。「○○さんに酷いいじめを受けた!」など。
ここで私は彼女に違和感を覚えたので、はっきりと、「店長の問題は解決したよね?それでよかったんじゃないの?あなたは永遠に悪口を言うの?もう聞きたくないよ。辞めたいなら辞めればいいと思う。」と伝えた(言葉は冷たいが、私もしんどいと彼女に理解してもらいたくて必死に本気で伝えた。)が、その場では「あ、ごめんごめん。愚痴は辞めるね。」というが、会うとまた愚痴が始まるのである。
私の時間を搾取してくる気がして嫌で仕方がなかったから、離れた。

なんでこんなに嫌だったのか。
私は、自分が自営業になったのは、会社にいると、自分にコントロール感がないことが嫌だったからだ。
だから思う。「嫌なら、不満があるなら辞めて自分でやればいいじゃん。」と。
雇ってもらえてるのだから、その環境で全力で働くのが会社員ではないだろうか。その分自由はないが、安定はある。適当にやったって、ある程度のお給料は担保されているわけで。
雇う側も、そんな愚痴ばかり言っている人に会社に居て欲しくないと思う
会社の愚痴を言うのは選んだ自分のセンスがないって言っているようなものだから、とても恥ずかしいこととどうして気付かないのだろうか。
別にブラック企業で我慢して働けとか、愚痴を全く言うなと言っているわけではない。そうではなくて、自分が雇われていることを忘れてはいけないと思う。自営業は自由で楽しいけれど、安定はない。安定が欲しくて自分で選んだ道を、自分で否定しすぎている姿が、とってもダサく見えるのである。

そして彼女を見ていて思うのが、呼び込みやすいんだなと。私はスピリチュアルに全く詳しくはないが、悪いエネルギーを出しているから、同じようなエネルギーが共鳴し合って集まっているように思う。友人に合わせてもらったときにそっくりであった(つまり愚痴ばっかり言う人)。

自分も呼び込んでしまうことはある。私は「どうにかしてあげたい。」というおっせかいな気持ちから、依存的な人を作ってしまうときがある。
これは呼び込んでいるなと客観視して、距離を取るようにしている。今回の件も、「愚痴を言わないような人になって欲しい!」と謎の正義感から、付き合いが長くなってしまった。

そんなこんなで、まとめると、
彼女が愚痴ばかり言うのは(言えるのは)、
【自分自身に問題があると気付きたくないため】であると考える。
自分のことを内観できれば、「どうしてここを選んだのだろうか。」「この環境で満足のいく仕事を行えない自分って…」とすべての原因が「自分」であるという事実に向き合える。でもそれはとても怖いことだから、目を向けたくないのだろう。
そしてわたしがすごく嫌だったのは、「私の時間の搾取」「解決に向けた行動(内観)しようとしないところ」「会社員であることの認識が不十分であること」だったことが今回の記述でわかった。

自分に向き合うのはものすごく怖いことではあるが、それをしないことで、愚痴を聞いてくれていた相手から嫌われてしまうことが知れた。

私も愚痴りはするので、聞いてくれている相手を不快にさせたり、進展や代替え案のない、生産性のない愚痴はしないように心がけたいと思った。


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