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わたしの本棚 1冊目

気がついたら5月になっていました
思えば気がついたら桜の花が咲いていたし
気がついたら桜の木が白一面から緑一面になっていました

春だなと思う日もあれば
冬じゃんと思うような寒い日もあり
こりゃ夏だよと思うほど暑い日もあり

こんな日和が続くなかで
生命の維持をできているだけで
たいしたものでは?という次元での
いたわりの気持ちを
忘れずにいたいと思ったりしています

ここ最近は
Twitterやinstagramのアプリを消し
ほとんど見なくなりました
たまにPCを使わなきゃいけない用事があるときにちらっと見たりする程度になりました

それが今はとても心地よいです

自分のほんとに向き合いたいことや
向き合わなければならないことを探って
それらを突き止めて
ゆくゆくはそれらと対峙して
いずれはそれらを乗り越えたいと考えている
現在のわたしにとって
必要な環境整備だったのではないかと思います

そんなこんなでいろいろな情報を
積極的には受け取らないように
生活していたものの

とてもいい本に巡り合ったため
わたしの周りの方々に
そしてあわよくば面識のない方にも
この本の存在を知ってもらいたいと思い
こうしてnoteでだらだら文字を打ってます

月刊たくさんのふしぎ 2024年6月号
『ウンム・アーザルのキッチン』福音館書店
文:菅瀬晶子 絵:平澤朋子

イスラエルのハイファというところに住む
ウンム・アーザルさん(※アーザルのお母さんという意味だそうです。ほんとのお名前はマラケさんだそうです。)を中心に、作者のアキコさんが見つめた、ハイファの人びとのいとなみが鮮やかに描き出された絵本です

ウンム・アーザルさんの手料理の香りが漂い
ハイファの街の音が聞こえてくるような
あたたかい絵本です

パレスチナ・イスラエルのことについて
よりもっと知りたいと思ったときに
その問題について書かれた本を何冊か
苦悶しながら読んでも
物理的にも心理的にも“はてしない遠さ”を
突きつけられるよう感覚がありましたが

この絵本は
あの土地について
新たな角度から
新たな距離感で
捉え直すきっかけを
与えてくれました

この絵本に出てくるアラブ料理の味を
すてきな絵から想像するのもたのしいです

◆ババガヌージュ(焼きなすのサラダ)
◆マハシー(ひき肉とお米をズッキーニやなすにつめたり、ブドウやキャベツの葉でまいたりして、炊いた料理)
◆マナイーシュ(ピザのような料理)
◆ムジャッダラ(タマネギのみじん切りをオリーブオイルで炒めて、レンズ豆や小麦のひきわりをくわえて炊いた料理)
などなど

お腹いっぱいの状態で読んだとしても
だんだんお腹がすいてくる絵本です

図書館や本屋さんで見かけた際は
お手にとっていただきたい1冊です

また何か共有したい本と出会いましたら
こんなふうにnoteに載せようと思います

わたしはのらりくらりと生活を続けていくことを目下の第一目標に掲げてやっていこうと思っております

いつかどこかで
よりすこやかな状態で
お目にかかれますように

ここまで読んでくださって
ありがとうございました

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