雑感 ~その時歴史が動いた~

 私と電話について。
 父が厳格だったため、大学入学に伴い、大阪に出た時も携帯電話を所持することは許されなかった。その代わり、固定電話がついているアパートで暮らすことになった。
 父の希望としては、奈良で暮らして欲しかったらしいが(大阪は吉本新喜劇のイメージが強く批判的だった)それはなんとか阻止することができた。

 当然のごとく、周りは携帯を持っているため、やりとりは自宅電話と携帯になる。当時自宅電話と携帯での通話は非常に高額できっと月々のアパート代よりも電話代の方が高かったと予測される、親に感謝。

 彼女ができるとそれに拍車がかかるともに、友達は僕と連絡を取りたい時は彼女の携帯に連絡してくれることが多かった。

あぁ、僕は携帯を持たないまま、大学を卒業するのだろうなぁと漠然と考えていた。

 ところがである、地元に帰ってメールしようよ、と友達に言われてビビッときてからすぐさま母親と携帯電話屋さんに直行、無事携帯電話を手に入れることに成功。こうして僕の携帯生活が始まった。

 その後ビビッとくることがないため、いまだ僕の携帯はガラケーである(もちろん何回か買い替えは行っている)、メルアドもボーダフォンのままだ。

 何年か後にはガラケーが使えなくなるらしいがビビッとくることは今後あるのだろうか。