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もっと稼いで少なく使う

若いころはお金の勉強をしませんでしたが、10年くらい前から、自分の消費の観念についてずっと観察して、少しずつお金の勉強をしました。本田健さんの本を読んだり、楽しく節約している人の本を読んだり。老後問題の記事もちまたにあふれていて、常に老後を考える余裕があるわけではないし、けれども誰もが将来の不安というのは持っていて、それが人の関心を引くから、どんどん記事が出るんだと思うようになりました。

お金を貯める、増やす、ということを考えることが必要なのは頭ではわかります。でもお金を貯めるには何かを犠牲にする必要があるとあるフィナンシャルプランナーに言われたときはすごく不愉快だったし、投資の金融商品の購入のための知識を勉強しようとしても社会的効果なんかを考えたいタイプなので、難しすぎてワクワクしないのです。

一方で、「もっと稼ごう、もっと少なく使おう」と考えたら、どんどワクワクしてきました。自分の過去の経験やスキルを考えて、どうしたら、もっと収入のいい方向にいけるのか、何に強みがあってマーケットに売れるのか、真剣に考えたらちゃんと答えが見えてきました。もちろん、スキルのアップデートは必要ですが、あと20年くらいは働きたいなあとも思うのです。お金を少なく使う、ということについても、見栄をはったり、流行を追いかけたり、ビジネスになっている慣習に沿って高価なものを買うのではなく、本当に何を必要としているか、自分が喜べるかを考えたら、何を買えばいいのか見えてくるようになりました。それは自分のために使う場合でも、プレゼントを考える場合でも同じことでした。

何かを買うとき、どんなに有名なお店のお菓子屋さん、洋服のブランドでも何かしら、定番的な、そのお店を象徴する、代表するようなシンプルで価格の抑えたよいものがあることがわかってきました。そういうものを見つければ、少ない予算で美味しかったり、耐久性があったりするものを購入できます。また、中古品にこだわりがなければ、それはビンテージ、リサイクル用品の活用につながります。

これからも健康的な経済観念を持って、お金とのお友達関係を深めていきたいです。


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